ねーちゃんたちの会話…
なんか、幼いな。
次こそは、ねーちゃんと一緒にならないように…!!
…最悪だ。本当に。
最初、目の前に並んでいたのは、ねーちゃんと同じくらいの年齢の男女だったのだが、後ろから「すみません、通して下さい…」との声が聞こえ、振り返るとそこには俺の姉が居た。
だれだ柏木って
あいつが好きなのは、ねーちゃんじゃねーの?
お兄さん?あいつに兄が居たのか。
てか、どういうことだよ。
ほーら、あいつが黙っちまった。
こりゃあ、修羅場だな。
き、聞きてぇぇぇえ!!
声が小さくて全く聞き取れない。
バレてしまった…
てか、あいつ、気づいてたのか?
俺は無意識になほの腕を掴み、その場を放棄した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。