姉、あんの部屋に堂々と侵入する緋色家長男こと郁文。
あんの机に置いてあるコードで繋がれたスマートフォンをとった。
そう考えながら画面を光らせた。
そこには数字が…
いいことなのか分からないがパスワードが掛けられていなかった。
この展開ではわかるだろう。
もちろんLINEにもロック解除画面が表示されなかった。
郁文は問題なく続けた。
トーク画面を見ると…
トーク履歴の1番上には“minato.k”の文字。
郁文は神谷水翔と姉の会話を見た。
再現します。↓↓
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郁文は内容を見た限り神谷水翔のことを姉はきっと弟ぐらいにしか思っていないとわかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!