12/24 クリスマスイブ 《future》
只今、神谷の家にいます。
雪で服が濡れたあんは、神谷の家のお風呂を借りることになった。
あんはお風呂へ、神谷はあんのために小さい服を探しに行く。
母は年末だからと
福岡に行く前にほとんど服を棄てた。
神谷は自分のパーカーを取り出す。
とりあえずパーカーだけ置いとくことにした。
シャワーの音がする。
とっさに神谷は恥ずかしくなり急いで浴室から出た。
結局、下を悩んでいる間にあんがお風呂からあがってしまった。
ギリギリ隠れる太股。
だぼだぼの腕。
それと何より、自分のパーカーをあんが着ていることに興奮した。
あんはそのままリビングのソファーに座る。
あんの腕は神谷によって固定され、動けなくなっていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!