第51話

距離
254
2018/03/14 05:32
その日の放課後。
神谷と一茶が教室に二人で残っているのが見えた。
緋色あん
緋色あん
(あのふたり…なにしてんだろう…)
私は2人の会話を聞いてみた。
神谷水翔
神谷水翔
緋色になにした?
暁月一茶
暁月一茶
言いたくないけど、
もともと俺らは──付き合ってた。
神谷水翔
神谷水翔
…は?
暁月一茶
暁月一茶
小6の時だけだけど…
また戻りたいっていったんだ。
神谷水翔
神谷水翔
なんでだよ。突然すぎんだろ。
暁月一茶
暁月一茶
…いや、
小6のとき別れたわけじゃない
神谷水翔
神谷水翔
…どういう意味だよ。
暁月一茶
暁月一茶
俺、中学受験があったから
距離を置いたんだ。
暁月一茶
暁月一茶
それでいつの間にか
別れたことになって…
俯く一茶に言葉も出ない。
私は確かに、“一茶は受験があるから”と勝手に距離を置いて別れたことにしていた。
周囲も別れたんだと言いふらしていた。
緋色あん
緋色あん
(そう…だったんだ。)
暁月一茶
暁月一茶
だから俺は改めてあんに告白する。
神谷水翔
神谷水翔
緋色は迷惑かもしれないのにか
暁月一茶
暁月一茶
ああ。
俺は決めたことを曲げるつもりはないからな。
暁月一茶
暁月一茶
てか、神谷はどうなんだよ。
神谷水翔
神谷水翔
なにが?
暁月一茶
暁月一茶
あんのこと好きなのかよ?
好きだとしたらライバルだ。
真っ向から勝負してやる。
そこんとこどうなんだよ。
勢いのある一茶の言葉に怯む神谷。
震える声の中、問いに答えた。
神谷水翔
神谷水翔
俺は──
──────────────────────
作者です。

私は帰宅部なのですが、習い事でそろばんをやっています。
後輩たちばかりなのですが、この間面白いことがありまして…

私の大好きな後輩、仮で“あっちゃん”としましょう。私にとってあっちゃんは妹のような存在なんですね。小学2年生です。

私「あっちゃーん!!!!」
あ「なーにー??」
私「大好きだぁぁぁぁぁあ!!!」
あ「だいっきらあーい!!!」

にこにこしながらこっちに向かってくるんですよ!!可愛すぎるんですね。
そこに小学5年の、あだ名が“ブラコン”の少年が来たわけですね。そして彼が私達の会話を聞いてこう言いました。

ブ「…言葉では嫌がっているのに、体は抵抗していない。」

小学2年生に向かってですよ!?
さて、その近くにいた高校生の先輩

せ「…流石にダメだよ(笑)」

あっちゃんはというと…

あ「どういういみー?」

純粋で泣けてきます(´;ω;`)
そこに同じく小学2年生の女の子“りn”が…

り「それはね!あっちゃんが言ってるのは嫌がってることだけどね!あっちゃんがやっていることはね!嫌がってないってことだよ!!」

と、頑張って説明してました(笑)

それ以降、ブラコンのあだ名は改名して“失言大魔王”になりました。


くだらない話ですみませんでした笑

これからも本作品をよろしくお願いします┏○ペコリ

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