無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

1,524
2020/04/15

第4話

3


それからも義勇さんは

ほぼ毎日のようにここへと通ってくれ


ご飯を食べ終わると

いつもお話をしてくれた。






確実に前より仲良くなった
私たち。
時折見せてくれる笑顔が
大好きで
私の話も真剣に聞いてくれ
必ず目を見て話してくれる。







そんな義勇さんに





惹かれつつあった。















そんなある日。









いつも通りの時間帯にお店に来た義勇さん。







席には座らず
私が立っているカウンターの方へと来て
冨岡義勇
冨岡義勇
少し時間あるか?




そういわれ

……お店にお客さんもいないし

特にすることもない。


あなた

時間ありますよ!!!!

冨岡義勇
冨岡義勇
少し外を一緒に歩かないか?





と言われ




すぐさまお父さんに出ることを伝え



着替えを済ませ




義勇さんの元に向かった。
冨岡義勇
冨岡義勇
じゃあ、行くか
あなた

はい!













外は少し薄暗く


人通りも少なくなっている。




川にかかる橋を渡っている際


小さなあかりに照らされた


しだれ桜の木が目に留まり




あなた

うわぁ……綺麗……







こんな時間に外を歩くことは滅多にないためか

目に映る景色が新鮮で


すごく幸せだった
冨岡義勇
冨岡義勇
この木は結構前からあるみたいだな。
昼間はあまり目立たないが
この時間帯になると
こうして綺麗に輝いている
あなた

そうですね……
気づかなかった……






そして義勇さんは


橋の手すり部分に腕を置き


川と桜を眺めていた



その義勇さんの隣へと行き


私も桜と川のこの綺麗な景色を
目に焼き付けた。
冨岡義勇
冨岡義勇
それにしても
あなたの店は
一番美味い






少しの沈黙から

突如義勇さんがそう言ってくれ


嬉しさのあまり顔が緩み
あなた

ありがとうございますッ

冨岡義勇
冨岡義勇
鮭大根は誰が作っているんだ?
あなた

あ、私です!!!!





そういうと

フフ、そうか。と私の大好きな笑顔でいい


思わずドキッとしてしまった。
冨岡義勇
冨岡義勇
毎日家で作ってもらいたいもんだな。


そんなことを言ってくれるもんだから

顔の温度がグッと上がる感じがし

手で顔を仰いでいると
冨岡義勇
冨岡義勇
どうした?



そう言って私の顔を覗きこんできたので


すかさず両手で顔を隠すと
冨岡義勇
冨岡義勇
顔が見えない。
手を退けてくれないか?




そして私の腕を優しく握った義勇さん。









そしてゆっくり手を退けると



優しく微笑む義勇さんの顔があり



冨岡義勇
冨岡義勇
そう照れなくてもいい






至近距離でそう言われ


またしても顔の温度が上がる



あぁ、恥ずかしい……ッッ







するとフフっと笑った義勇さんは


そのまま私の手を繋いだまま歩き始めた





そしてしばらく手を繋いだまま散歩をし



家まで送ってくれた。
あなた

楽しかったです
ありがとうございました。

冨岡義勇
冨岡義勇
俺もだ。
もう離れてしまうと思うと


寂しく感じ


あなた

またお店来てくださいね!!!!






そういうと



次は悲しげに微笑み











冨岡義勇
冨岡義勇
生きていれば
また通わせてもらう。






そう言い残し



いつもの帰り道とは
逆の方向へ向かって
一瞬にして姿を消した。