〈三ヶ月後〉
野薔薇「あれから三ヶ月。最近どう?」
あなた「『どう?』とは?」
野薔薇「だから、ラブラブなの?的な」
あなた「な!?ラブラブ?!違うよ!」
あなた「憂太先輩はリカちゃんが好きなの!」
野薔薇「だ〜か〜ら〜!」
野薔薇「あんたは?あなたはどうなのよ!乙骨先輩のこと好きなの?」
あなた「……分かんないの…自分の気持ちが…」
野薔薇「ほぉ?」
あなた「他の男の人といるより憂太先輩といる方が何倍も楽しく感じたり……」
あなた「リカちゃんのこと好きって分かってるんだけど」
あなた「私じゃ代わりにならないかな?って考えたり…」
あなた「この気持ちの『名前』が分からない…。」
野薔薇「だからそれが恋なんじゃ–––」
あなた「だって!恋ってもっと楽しいものなんでしょ?!」
あなた「少女漫画とか見ててね?」
野薔薇「…うん?」
あなた「『今日顔見れた!嬉しい!』」
あなた「『話せた!やったー!』」
あなた「とかじゃなくって、」
あなた「もっと知りたいけど踏み込んじゃだめだよね」
あなた「とか…」
あなた「私のこと見て欲しいな……とか」
あなた「こんなに苦しい気持ちはきっと恋じゃない…」
あなた「それに–––」
野薔薇「それに?」
あなた「私…まだあの男の子のこと忘れきれてない」
野薔薇「はぁ〜〜〜、あのね?」
野薔薇「恋っていうものは楽しいことも苦しいことも」
野薔薇「相手のことを考えていたいって思うのが恋なの!!」
野薔薇「もっと知りたいし知って欲しいっていうのは」
野薔薇「それはもう完全に恋よ!」
あなた「ああ、えぇ?そうなの…?」
あなた「––でも私にはまだ男の子への想いが……」
あなた「他の人への想いがある限り私は素直に恋できない…」
野薔薇「(どこまでネガティブね…)」
野薔薇「それはもう仕方ない!」
野薔薇「二股しなさい!」
あなた「ええ?!や、だめだよ!?」
野薔薇「ウジウジしてたってしょうがないでしょ!」
野薔薇「その想いを糧に新しい恋しなさい!」
あなた「えぇ、……野薔薇みたいに早く切り替えられないよ……」
作者:「比較的綺麗に絵を描くコツは?」
と、友達に聞かれました……
え、私に聞く?そんな上手くないよ?
ってか下手の部類に入るよ?
って言ったらなんて言ったと思います?
「は?舐めとんのか?」
とキレられました…
え、理不尽…
そのお友達のために
活動報告という名の
お絵かき解説したいと思います
どうですか?
やって欲しいってコメントあったら始めます
コメントお待ちしております
あ、4、5人のコメントあったら始めるわ
では恒例
♡と☆
(今回はコメントも欲しいな)
よろしく
しないと拗ねます!
ではまた、次のお話で
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。