第75話

六十
7,430
2021/02/11 10:48
〈一ヶ月半後〉

あなた「任務ももう折り返しだね…」





あなた「まだまだ呪霊いるけど…」




あなた「なんかこの旅館にも慣れちゃった」





あなた「暇」





棘「落ち着いたし、」





棘『買い物でも行く?』





あなた「え、いいの?!」





あなた「行く行く!」






ーーーーーーーーーー

棘『昔はよく着物着てたのに…』





棘『呪術習い始めてから着なくなったよね』





あなた「う?。」





あなた「スカートとかヒラヒラしたものは…」





あなた「邪魔だからね」





あなた「ズボンばっかりはいてる気がする」





棘『…もう着ないの?』





あなた「う〜ん…」





あなた「あったら着たい…かな?」





棘『…』





棘『じゃあさ、プレゼントさせて?』





あなた「え?!悪いよ!」





あなた「なら自分で買う!」





棘『いや、プレゼントさせてよ』





あなた「いいの?」





棘『久しぶりに見たいしね』




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〈カフェ〉

あなた「ありがと。棘兄」





あなた「綺麗な青空色の着物だね」





あなた「着るの楽しみ!」





棘『良かった』





棘『3か月友達と離れると寂しいからね』





棘「楽しんでくれて良かったよ』





あなた「棘兄…ありがと//」





















あなた「ねぇ、棘兄…」





あなた「私ね、」





あなた「野薔薇達に嘘ついちゃった…」





棘『どんな?』





あなた「…」





あなた「東京に来た理由。」





あなた「家から出たかったからなのに…」





あなた「『百鬼夜行が怖いから』なんて、」





あなた「嘘ついちゃった…。」





あなた「まぁ、確かに?」





あなた「霊とかちょっとキモいから嫌いだけどさ?」














あなた「いつホントの事打ち明けようかな…」





棘『ゆっくりで良いんだよ』





棘『待ってくれるから』





あなた「うん…。」

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