〈金曜日、学校にて〉
あなた「あ、五条せんせー!」
五条「ん?……あ、あなたか。どうしたの?」
あなた「明日、乙骨先輩と会うじゃない?何が好きか聞いとこうと思って」
五条「憂太?憂太はねぇ……リカちゃんが好きだよ」
あなた「知ってるよ。そんなこと」
五条「?どこで知ったの?」
五条「(憂太にリカちゃんという呪いがいた事を知ってるのは当時、百鬼夜行に参加した術師だけのはず……なぜあなたが知ってるんだ?)」
作者:百鬼夜行とは、呪術廻戦の0巻に出てくるやつのことで、夏油傑が新宿と京都に1000体の呪いを放った呪術テロのことです。
『百鬼夜行に参加した術師』というのは、百鬼夜行での戦いで呪いを払った術師達のことです。
詳しくは0巻をチェック!
あなた「え?なんでだろ。わかんない。なんか知ってた」
五条「…そ。」
あなた「じゃなくって!リカちゃんの事じゃなくってさ?他に」
五条「ほか?」
あなた「好きな食べ物とか?」
五条「そういうのは本人に聞いて話しの種にした方がいいよ」
あなた「あ、そっか!ありがと、五条せんせ!」
五条「ん。頑張ってね明日」
あなた「ちゃんとできるかなぁ…?」
五条「僕は行けないけどきっと大丈夫だよ?」
あなた「なんで?」
五条「うーん…感?」
あなた「感って……(クスッ)」
あなた「なんか勇気出たかも!」
五条「良かった。」
あなた「気張り過ぎんようにしないと!」
五条「気張る?ああ、京都の方言か」
あなた「え、方言出てた?たまに出るんよね」
五条「『〜なんよ』ってのも方言らしいから気をつけて」
五条「じゃあね〜」
あなた「え!うん、気をつける!バイバーイ(*・ω・)ノ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。