ピッ、
ピピッ、
ピピピピピピピッ
ピッ
あなた「…?どんな夢見てたっけ?」
あなた「なんか昔の懐かしい夢を見ていたような…」
ーーーーーーーーーー
あなた「あ、恵おはよ〜」
伏黒「おはようあなた」
伏黒「……いつから京都へ行くんだ?」
あなた「とりあえず棘先輩と話し合うつもり」
あなた「だけど多分、今週中?」
伏黒「ふ〜ん…。」
あなた「なんで?」
伏黒「禅院…真希先輩があなたとやりたいことがあるらしい」
あなた「分かった」
あなた「後で行ってくるよ」
伏黒「ああ」
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〈2年教室〉
(ガラガラッ)
あなた「真希せんぱ〜い!」
真希「お!あなた!」
あなた「恵に言われて来まして」
あなた「どうしたんですか?」
真希「ああ、ちょいと手合わせ願いたい」
あなた「手合わせ?1on1のことですよね?」
真希「そうだ。時間あるか?」
あなた「う〜ん…あ、棘先輩!」
棘「ツナ?」
あなた「京都、いつ行きます?」
棘「高菜」
あなた「じゃあ来週の月曜日に行きましょう!」
あなた「真希先輩、土日空いてます」
あなた「どっちにします?」
真希「じゃあ土曜で」
あなた「オッケーです」
あなた「棘先輩、月曜、いつもの場所で」
棘「しゃけ」
乙骨「『いつもの』?」
あなた「はい。いつも東京駅前のカフェで待ち合わせしてるんです!」
乙骨「…」
真希「ホントお前らいっつもカップルみたいな待ち合わせの仕方してんな」
あなた「?普通じゃないですか?」
乙骨「…普通は引率の人に車で送ってもらうんだよ」
真希「そ。だから異常なんだよてめぇらは」
乙骨「…(モヤッ)」
乙骨「親しいんだね…」
あなた「はい!仲良しです!」
棘「しゃけ!」
真希「…ったく」
真希「デート行く回数くらい減らせ?(ニヤ)」
乙骨「デ、デート…?」
あなた「デートじゃないです!」
あなた「お出かけです!」
棘「しゃけしゃけ!」
真希「変わんねぇだろ」
真希「ま、とりあえず土曜な」
あなた「はい!では!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。