☆朝姫side☆
~屋敷近くの街・本屋さん~
本屋さん、着きましたね。
はい。
雪ちゃんの好きな本があるといいですね。〈ニコニコしている。〉
ですね。〈小さく笑う。〉
しばらくして……
ふふ。〈嬉しそうにしている。〉
雪ちゃん、嬉しそうですね?
はい、とても気に入った本が沢山買えましたので。〈にっこりと笑う。〉
良かったです♪
次はどこに行きましょうか?
そうですね……カフェなどは如何でしょうか?
カフェ……いいですね♪〈にっこりと笑う。〉
では、移動しましょうか。
_____________________
~街中・カフェ~
私と雪ちゃんがカフェのテラス席に行くと、見知った後ろ姿が見えたので、その人の元に行きました。
せつなちゃん♪
せつな様。
あっ、ゆきのんに姫ちゃん♪こんにちは~。ところで、2人はどうして此処に?
私とお嬢様は先程、本屋さんに居まして……少し休憩したいと思って、此処に来たんです。
なるほどね♪
あの、せつなちゃん、ご一緒してもよろしいでしょうか?
ん?おっけ、おっけ~♪ガールズトークしよ!〈ニコニコしている。〉
せつなちゃんから了承を貰い、私達はせつなちゃんと同じテーブル席に着きました。
_____________________
♪~~〈幸せそうな表情を浮かべ、いちごパフェを食べている。〉
美味しいですね。〈ニコニコしながら、ガトーショコラを食べている。〉
甘いのって最高だよね~♪〈嬉しそうに笑いながら、レアチーズケーキを食べている。〉
ねね、ゆきのん、姫ちゃん、聞きたいことあるんだけどい~い?
はい?なんでしょうか?
なんですか?
ありがとっ♪んと、聞きたいことって言うのはね~……ズバリ!今、好きな人はいるのかって事!
まずは、ゆきのん!
私、ですか。ん~……そうですね……今は居ないです。
そうなんだ~……ん?“今は”って事は前は居たの?
………ええ。とても昔の事ですけどね。〈少し悲しげに笑う。〉
そっかぁ。ん~……辛いこと思い出させちゃったよね?ごめんなさい。
いえいえ。私は大丈夫ですから、お気になさらずに。〈にっこりと笑う。〉
そう?ならいいんだけど。
さ、お次は姫ちゃんだよ~♪
せつなちゃんはそう言って、ニコニコしながら私に話しかけてきて……
_____________________
へ?〈少し驚く。〉
ま、姫ちゃんくらい可愛い子なら相手、選び放題だよねぇ~♪〈ニコニコしている。〉
ふぇっ!?〈顔が真っ赤になる。〉
んん~?顔が真っ赤になってるって事はぁ~……図星かな~?
ち……ちが……って……私が驚くと、顔が赤くなる癖、せつなちゃん、知ってるでしょう……?〈恥ずかしそうに目をそらす。〉
んふ~……姫ちゃんがあまりに可愛いもんだから、ついからかっちゃった♪ごめんね?〈ニコニコしている。〉
せつなちゃんはそう言って、悪びれなく笑って、私の頭を撫でました。
………せつな様、お気持ちは分からなくもありませんけど、お嬢様をあまりからかわないであげて下さい。
あはは~。ゆきのんに怒られちゃった~。ところで、好きな人、いるの?
えっと……いませんよ。
そっかぁ。なんか、残念~。
あの、そう言うせつなちゃんは好きな人、いるんですか?
ん?ううん。居ないよ~♪てか、あたしみたいな変でバカな子だぁれも好きにならないしね。〈ニコニコしている。※最後あたりは誰にも聞こえない声量で呟く。〉
そうなんですね。
うん♪さぁて、スイーツも食べたし、帰ろっか。〈にっこりと笑う。〉
ですね。
では、帰りましょうか。
_____________________
~月影邸・リビング~
私達はお家に帰って来ました。
ただいま戻りました。
たっだいま~♪
ただいま帰りました。
おかえり。
おかえり。ん?3人一緒だったのか?
ん~ん。たまたま街中であったから一緒に帰って来たんだよ。夕燈っち。
なるほどな。って……夕燈っちは止めてくれって何度も言ってるだろ?
え~?夕燈っちは夕燈っちだよ?
はぁ……
お兄様とせつなちゃんがお話している様子がとても楽しそうで、私はつい、笑ってしまいました。
ふふっ。
お嬢様?どうかしましたか?
お兄様とせつなちゃん、仲良しだなぁって。〈にっこりと笑う。〉
そ……そうですね。(あれは“仲良し”とは違うような……)〈苦笑いを浮かべる。〉
???(どうして雪ちゃんは苦笑いしてるんでしょうか?)〈不思議そうに首を傾げる。〉
ほんと、姫は天然さんだねぇ。〈ボソリと呟く。〉
ん~……椿莎君が何か言ったような気がしますけど……なんだったんでしょうか?
☆つづく☆
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編集部コメント
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