第13話

#12
30
2020/08/29 03:01
☆椿莎side☆

~とある日・街~

俺はある日、街にいた。ま、そこら辺ブラブラしてただけだけどね。

そ~いえば……この前、姫が変な奴に絡まれたって言ってたけど…親切な人に助けてもらったって夕燈様とゆっきーが言ってたなぁ。

ん~……人間にもそんな優しい子がまだいたんだねぇ。ちょっと見直したよ。

俺が喫茶店に入ろうとした時、なんだか見られている気がして、後ろを振り返ると、綺麗な顔立ちをした男の人が斜め後ろからじっと見ていた。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
……………(なんかすんごい見られてるよね………)
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
…………………
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
…………(俺、もしかして、なんかしちゃったかなぁ……)
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
……………
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
………(よし。話しかけてみようかな。)
俺は勇気を出してその人に話しかけた。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
あの~……俺に何か用ですか?
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
!失礼しました。昔の知り合いに良く似ていましたので。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
そうなんですね。(この人、人間だよな?でも……なんか妖怪の匂いが少しする……)
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
あの、お名前を伺っても?
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
(陰陽師だったら困るし……うん。)椿って言います。
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
椿さんですね。あ、私は珠羽しゅうって言います。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
珠羽さんですね。〈ニコッと笑う。〉
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
椿さんは学生さんですか?
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
はい、この辺りの高校に通ってる1年生です。※そういう設定〈ニコッと笑う。〉
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
高校生なんですか。あ、椿さん。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
はい?
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
もう少しお話したいですし、お茶、しませんか?
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
いいですよ。〈ニコッと笑う。〉
俺と珠羽さんは近くの喫茶店に入った。

~喫茶店~
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
♪~~~〈ニコニコしながら、パンケーキを食べている。〉
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
………椿さんは甘いもの好きなんですか?
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
はい、大好きです!
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
そうなんですね。〈コーヒーを1口飲む。〉
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
珠羽さんは甘いもの、苦手なんですか?
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
そうですね、嫌いな訳ではないですよ。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
そうなんですね。
その後俺と珠羽さんは会話を楽しんだ。

しばらくして……

会計を済ませて俺達は喫茶店を出た。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
少しの間でしたけど、楽しかったです。
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
私もです。
_椿莎@椿_(人の姿)
椿莎椿(人の姿)
じゃ。
鬼塔 珠羽
鬼塔 珠羽
はい。
立ち去ろうとした時、“椿莎”と呼ばれた気がして振り返ったけど、珠羽さんはいなかった。

…………本当、不思議な人だったなぁ。

☆つづく☆

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