〜 3年後 〜
今日は柱の皆さんが
お祝いをしてくれるらしく、
御館様の屋敷へと向かう
そういい両手を広げ抱っこをしてくれと
せがむ我が子
可愛すぎる……けど……ッッ
少しだけでも歩いてくれると
助かるんだけどなあ……ッッ
そういい我が子と手を繋ぎ
外へ出ようとすると
玄関で待っていた実弥さんが
そういい
私の荷物を持ってくれて
そしてしゃがみこみ
そういい
片手に荷物
そして反対側で我が子を抱いてくれ
そして荷物を取ろうとすると
そう言って優しく微笑んでくれ
そう、
幸せなことに
お腹の中にまた新しい命を授かり
少し歩いたところで
実弥さんの肩からひょこっと顔を出し
私の心配をしてくれ
そしてニコッとすると
満面の笑みで返してくれた我が子
すると我が子はうんうんと縦に
首を大きく振り
そう言って
私の方を見ていて
子どもの頭をわしゃわしゃとなで
2人ともすごく笑顔で
私も自然と笑顔になった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。