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第3話

婚約者ができました……。
有栖川 真白
有栖川 真白
柴園寺財閥は家柄も学園内で
トップクラス。だから他の生徒たちも、
彼に強く言えない
あなた

柴園寺財閥ってそんなに
有名なんですか?

有栖川 真白
有栖川 真白
あ……そっか、きみは少し前まで
一般家庭で生活していたんだったね
あなた

どうしてそれを?

有栖川 真白
有栖川 真白
ごめんね、宝城学園の生徒会には、
生徒の情報がある程度は
開示されてるんだ。教師の次に、
学校の行事や学則の改定などに、
意見できる権利がある
あなた

なんか……ものすごく権力が
あるんですね、生徒会って

有栖川 真白
有栖川 真白
はは、まあね。話を戻すけど、
あなたちゃんはその柴園寺家と
対等といってもいい家柄
有栖川 真白
有栖川 真白
強く彼に注意ができるのは、
鷹宮家のご令嬢である、
きみしかいないんだ
あなた

(だから先輩、私にしかできない
ことがあるって言ったんだ)

あなた

事情はわかりました

あなた

(正直、かなり面倒だけど。
でも先輩、本気で困ってるみたいだし、
今のところ私にとって先輩は、
この学園での唯一の味方)

あなた

引き受けたからには、
やり遂げます

私は女子にもみくちゃにされながら、
柴園寺くんのもとへ行く。
あなた

そこの……えっと、柴園寺 晴くん!
これ以上風紀を乱さないでください!

突然、女の子たちをかき分けて前に出てきた私に、
柴園寺くんは目を丸くする。
柴園寺 晴
柴園寺 晴
きみは?
あなた

私は鷹宮あなたです

名乗ると、場が水を打ったように静まり返った。

少しして──。
女子生徒1
女子生徒1
鷹宮家のご令嬢?
女子生徒2
女子生徒2
うわ、揉め事起こしたらまずいかも
辺りがざわざわしだす。
あなた

(お父さん、鷹宮財閥の権力、
すごすぎるよ……)

あなた

ファンクラブの女の子たちに
散るよう言ってくれますか? 
でないと、他の生徒が通れないので

あなた

(あと、私の仕事が増えるんで!)

柴園寺 晴
柴園寺 晴
見たことない顔だ
あなた

……え?

あなた

(あれ? 私の話、さりげなく
スルーされた?)

あなた

私、今日この学園に
編入してきたばかりなんで

柴園寺 晴
柴園寺 晴
編入してきてすぐに生徒会の仕事?
あなたさん、大変だね
柴園寺くんは心底労わるような目を
向けてくる。
あなた

(いや、あなたのせいだけどね?)

柴園寺 晴
柴園寺 晴
あなたさん、よろしく
意外にも爽やかな笑顔。
あなた

(女の子にモテモテの学園の王子って
聞いてたから、もっとおごり高ぶってる
のかと思ってたけど……)

柴園寺 晴
柴園寺 晴
迷惑かけてごめん。
すぐにここから離れるよ。
みんなも協力して
柴園寺くんはそう言って、
女の子たちを引かせる。
あなた

(初めから、そうしてくれてれば
生徒会の人たちも困らなかったのに……)

柴園寺 晴
柴園寺 晴
それじゃあ、俺行くね?
あなた

ご協力、ありがとうございました

柴園寺 晴
柴園寺 晴
こちらこそ、ごめん。
それから、これからよろしく
そう言って片手を上げると、
柴園寺くんは去っていく。
あなた

(言えばちゃんと聞いてくれたし、
意外といい人なのかも)

遠ざかる背中を見送りながら、
そんなことを思うのだった。

***
あなた

つっかれたー

お邸に戻ってきて、
高臣とリビングに向かう。
高臣
高臣
初日ですからね。でも、いきなり
生徒会の庶務に誘われるだなんて、
さすがはお嬢様です
あなた

家柄で選ばれたんだよ。
だから、すごいのはお父さん

ふたりで話しながらリビングに行くと、
いつもは仕事で忙しくて夜中に帰ってくることが
多いお父さんがソファーに腰かけていた。
あなた

お父さん!?

お父さん
お父さん
お帰り、あなた。
学園はどうだった
あなた

まあまあかな。
それより、今日は早いんだね

お父さん
お父さん
ああ、お前に大事な話があってな
あなた

話って?

私はお父さんの向かいのソファーに腰かける。
お父さん
お父さん
お前に婚約者を見つけてきた。
その人と高校にいる間、同居しなさい
あなた

(ん? 婚約者……同居?)

あなた

はあ!?