涼介 side
俺は別に、あなたというやつが嫌いな訳でわない。
このまま仲良くすると、
またああなりそうだから。
俺は昔、ファンの子と付き合っていた
涼菜)ねね!涼介っ!
涼介)なんだよ笑
涼菜)デート行きたいっ
涼介)んー
出かけると、報道出るかな?
ま、変装すれば行けるかな
涼介)いいよ
涼菜)ありがとっ!
その日のデートコースは
映画いって、ランチして、あなたの買い物付き合ってた
涼菜)涼介っ!ありがとっ!
涼介)ね、ラブホ行かない?
涼菜)え…?
この選択がダメだった
俺は気持ちを抑えれなかった
そのせいで俺は記者に撮られ、報道になってしまった
涼菜)どうしようっ …
涼介)大丈夫だよ、心配しないで
本当は全然大丈夫じゃないのに
どうしても涼菜を離すことは出来なかった
そして涼菜は
友達に、家族に、知らない人に、
酷い傷を付けられて帰ってくる
涼介)その傷どうしたの?
涼菜)えとね、転んじゃった!
涼介)お前バカなんだから、気をつけろよ笑
涼菜)もおっ!
俺は気づいてあげられなかった
知らない間に追い込まれて
涼菜は自殺した。
だから俺は、あなたと仲良くしちゃダメなんだって気づいた。
本当は嫌だ。
だって
好きになってしまったから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。