第6話

5 。# 五条視点。
2,319
2022/01/20 14:45










彼女がいる場所はすぐ分かった


彼女自身から少しの呪力を感じたからだ






宿儺の呪力だろう。




血縁関係である家族の中の誰一人とも外見が似ていない



ということは宿儺が彼女に呪いをかけているという線もある







そんなことを考えながら




彼女の家の前で張り込みをする






本当は少し様子見に来ただけだったんだけどちょーっと喧嘩してるみたいだったからね




ガチャ…ギッ













ん…?誰か出てきた















あなた 「…」










あの子だ








気配を消しながら追いかける






















彼女は公園のベンチに座って空を眺めていた









僕は息を飲んだ







月明かりに照らされた綺麗な緑の髪や瞳



止めようとすることなく。ただ流れ落ちる涙



悲しげな表情







全てが絵に書いたように儚かった

















僕は静かに隣に座った




五条 「どうしたの?」





彼女はゆっくりこちらを振り向いた






その瞬間柔らかな風が頬を撫でた




あなた 「聞いてくれる?」









心臓が大きく跳ねた










五条 「うん。いくらでも」












風に少し揺れた髪。





切ない顔で優しく笑うその姿は




やけに大人びて見えて




〝 美しい 〟その一言が似合っていた