五条 「明日はお出かけだよ!」
悠仁と恵が振り向く
五条 「3人目の1年生を迎えに行きます」
虎杖 「そっか!もう1人いるのか!」
伏黒 「…」
恵めっちゃ嫌そう
五条 「ま、それだけ頭に入れてくれたらいいから!」
そう言い残して立ち去ろうとする
虎杖 「先生どっか行くの?」
伏黒 「…」
五条 「ちょーっと調べることがあってね」
五条 「若人は早く寝なさーい!」
虎杖 「行っちゃった…」
伏黒 「……」
虎杖 「どうした伏黒?」
伏黒 「何もねぇよ」
さて…どうしたものか…
廊下を歩きながら考える
宿儺が悠仁に受肉したあの日…
あなたという女の子を見つける代わりに
悠仁に手を出さない
という交換条件を出した
少し悩んだが条件をのんだ宿儺だけど…そんなに大事な人って…
宿儺並に強い?
それとも恋仲?
疑問に思いながら調べにかかる
緑の瞳に緑の髪…それも地毛…
珍しいからすぐ見つかるだろうと思ってた30分前の僕を殴りたい
てかなに?!
絶対地毛じゃねぇのに地毛って書いてるやつ多すぎだろ!
そう思いながら確認中の資料を投げ捨てる
五条 「やべ…」
焦って拾う
五条 「ったくよ…そんな奴ほんとに居んのかよ…」
そんな愚痴を呟きながら集めていると
五条 「ぁ…?」
1枚の紙を手に持つ
嵩瀬 あなた
髪色:緑 地毛
瞳 :緑
家系:純日本人
・・・
補足:
両親の家系どちらとも
緑の髪色の子供が産まれたこと無し
五条 「ビンゴ♡」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!