第8話

7 。# 五条視点。
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2022/07/01 11:25





五条 「さっきぶりかな?」



家入 「遅いわ」



五条 「ごっめーん!! 悠仁の制服依頼手間取っちゃって」



あなた 「あ、あの…」



五条 「ん、じゃあ説明するけど…その前に


























君は前世を信じる??」




そう言ってあなたちゃんの目を見る
あなた 「…??…え、と。」

いやー…そりゃそうなるか


五条 「しっかりした意見が聞きたいわけじゃないんだ 君が生きてきた中から感じとったものの中で〝 運命 〟と思ったものを知りたい。」


あなた 「…と、運命…ですか」

軽く頷く


あなた 「…あるとしたら…。…私自身…です。」

無言で続きを促す


あなた 「…私、生まれた時から髪色も…瞳も緑色で、…1度も運命だなんて綺麗な響きで…考えたことは…ないんですけど、。」


五条 「…髪色に瞳…そうだね。大正解だよ」


あなたちゃんがキョトンと頭を傾ける


あなた 「大正解…? ですか…?」


家入 「…。」


五条 「結論から言ってしまうと…君の髪色や瞳は前世から受け継がれたものだよ。」


あなた 「前世から…?」

五条 「君はね…僕達にとって〝重要〟な人物なんだ。」




あなた 「…ごめんなさい…理解しようとはしてるんですけど…」

五条 「だいじょーぶ!! 普通にしてたら関わることの無い世界だし…難しいのも当たり前さ」

五条 「まず…僕達のことから話そうか」

























僕が呪術師について一通り説明すると

彼女は深い緑の瞳に涙を貯めて言った

あなた 「…その仕事を…否定できるような立場じゃないから…。私はなんとも言えないですけど…。」

あなた 「私達が平穏な日々を送っている中で、。命を掛けてまで守ってくれる人がいて…なんで…そんなに…ッ…?」

彼女が途切れ途切れに話す言葉は涙に邪魔されて最後までは言えなくて。


…それでも…続く言葉は手に取るように分かった



五条 「なんでそんなに救おうと努力できるのか」
家入 「…!」

五条 「僕はね…小さい頃からこの世界にいる。それでも分からない。……あるとするなら」


一生懸命に目を擦りながら僕の言葉に耳を傾ける


五条 「漠然とした正義さ。」

五条 「人の中にある正義は人それぞれ。自分を守るための正義であり、相手を守るための正義。」


五条 「僕は…その正義を証明するためにこの仕事を続けているのかもしれない。」

家入 「……。」


あなた 「…ヒッグ…ッ」


彼女の目からボロボロと涙が溢れる


呟くように零れた



あなた 「ありがとう…ッ







あぁ…この子はなんて優しい子なんだ



酷な環境で育ってきただろうに。








「ありがとう」そのたった一言が僕達を救うんだよ