第11話

10 。# 夢主視点。
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2022/08/05 16:24







「〝 両面宿儺 〟」





その名前を上げた瞬間悠仁くんが固まる


なんだか考え込んでるみたい





あなた 「え、と……悠仁くん? 」



そう言って彼の肩に手を置こうとしたその瞬間







??? 「触れるな」


悠仁くんの頬に現れた口に驚いて手を引っこめる






??? 「身体を共有していると言っても他人だ この体は俺ではない…お前が俺以外に触れるのは許せん」


あなた 「(喋った…!!)」


??? 「驚かせぬようにさっきから大人しく聞いておれば…最初から知っておったでは無いか」

あなた 「あ、貴方は誰…?」
??? 「…? ふむ。何故だ?…おかしいな」


私の質問に対して返答は無く



悠仁くんの目の下からもうひとつの目が現れてギョロリと私を眺める


あなた 「!!!?」  ビクゥゥ!


??? 「何故だ…おかしい」




あなた 「あの…」

??? 「ん? あぁ名前か 俺の名前は__







〝 宿儺 〟だ。 久しいのぉあなた」








あなた 「え、 ? 両面宿儺…さん…?」


宿儺 「宿儺でよい」


予想もしていなかった事態に頭が混乱する






あなた 「前世、の?」



宿儺 「あぁ。あなたが説明で聞いた通りだろう」




この口が!! 目が!!  あの前世の人!




お顔は!!!?









宿儺 「クックック…なにを考えているのか顔に書いてあるぞ…」


あなた 「へっ!!?」

宿儺 「今はまだコイツの身体を借りているだけだ。姿を見せるにはもう少し時間が掛かる」



虎杖 「させねーよ!!!?」





重い顔をしていた悠仁くんがそう叫ぶ








あなた 「えっと…悠仁くん大丈夫?」



虎杖 「え?ぁー…いや、俺さ…」









少し悩んだ素振りを見せた後



悠仁くんは宿儺さんとの関係を話し出した











虎杖 「___って感じ。」



あなた 「アワワワ…心臓取っちゃったんですか宿儺さん!!?」



宿儺 「仕方の無いことだ」 ハハ



あなた 「笑うとこじゃないですよぉ…」





虎杖 「でさ…俺が指食べちゃったからこんな牢屋みたいなとこにあなたはいんのかなー!……って思って、」




段々合っていた目が逸らされていく




あなた 「責任を感じてるってこと…?」





私がそう言うと グアッ とでも聞こえるような素振りして



虎杖 「、うん」


と一言


宿儺 「はッ! 笑えるな」

あなた 「こら」






私は立ち上がって悠仁くんの目の前にしゃがんだ






あなた 「悠仁くん こっち見て」






そう言うとゆっくり目を合わしてくれる








あなた 「私この生活楽しんじゃってるの」


虎杖 「?????」



宿儺 「ククク…」


あなた 「牢屋で生活するなんて普通に生きてたら絶対ないじゃん? 非日常!みたいな?」


あなた 「そ!れ!に! 悠仁くんが指食べてなかったら私悠仁くんと出会えてない!!」
虎杖 「!!」



あなた 「この時間だけだけど…話して分かる…私たち気合う!! だから出会わない選択肢はNOです!!」


そう大真面目に言うと 悠仁くんは目をまん丸にしたかと思うと大笑いし始めた





あなた 「えっ、えッ!!?」



虎杖 「あはは!うん。そーだな!俺もあなたと会えたのは嬉しい!!」



あなた 「!! うれしい…」






宿儺 「……」 ジーーーーー





あなた 「え、あッ!! もももちろん宿儺さんと出会えたのも嬉しいです!」



宿儺 「…ふん」




虎杖 「宿儺嫉妬してんのかぁ〜?? 俺たちの仲にぃ〜」


宿儺 「喧しい …仲と言うなら俺の方が深いからの」






宿儺 「…そうだ あなた」
あなた 「?? どうしました?宿儺さん」

宿儺 「最近で怪しい奴に会ってないか」


あなた 「…? 記憶の限りでは無いですけど…」

虎杖 「なになにどーしたんだよ」





宿儺 「……



















あなたへの呪いが弄られている」