私がソアちゃんに困っていると、SEVENTEEN
の皆さんがソアちゃんに話しかけ始めた。
話しかけたというか、からかいはじめた。
、、ガヤガヤしてる。
なんか、羨ましいな。
ああやってみんなで笑って沢山騒げることが。
私には全くない経験だから。
その一声でみんなが私の目の前に座り出した。
1人が私の前に座ると、その周りに人が集まる
から私が晒し者みたい。
実際、ちょっとそうだけど。
ちょっとだけ、ちょっとだけだけど
少しだけここのグループに入るのが怖くなっ
た。
こんなに仲が良くて、実力もあって、こんな完
成したグループに入るのが怖い。
あと、このSEVENTEENの独特な雰囲気が私の
事を追い出そうとしているのではないかって思
うくらいに入りづらいものだったから。
そうやって思ってたら、1人だけ隣に座ってく
れた。
ぶーちゃんが隣に来て小声で私の事を心配して
くれた。
しかも、その後にこうやって皆さんに伝えてく
れた。
うわぁ、私の気持ちがぶーちゃんにテレパシー
で伝わっちゃったのかな?
そのくらいにぶーちゃんは私の事を理解してく
れていて、泣きそうになった。
だから私は精一杯のありがとうを伝えた。
そしたらぶーちゃんは耳を真っ赤にして、反対
側を向いた。
可愛いな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!