第10話

🦔
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2021/01/05 14:20
練習室の扉を開けると、誰かがいた。

しかも座ってくつろいでいるようだ。

流石に扉を開く音は聞こえたのか、扉の方向に

振り返った。
SG
SG
あなた、久しぶり!
(なまえ)
あなた
え、ぶーちゃん?!
SG
SG
あなたがここから出るのを見かけたから、ちょうどあなたに用事があったから待ってよーって思って待ってた。
(なまえ)
あなた
なに?
SG
SG
あなた、SEVENTEENに入るんでしょ?
え?なんでこの人知ってるの?



私がなんでぶーちゃんがこのことを知っている

のか分からなくて戸惑っていたら、それを見た

ぶーちゃんが笑って理由を話してくれた。
SG
SG
実はね、今日社長が僕達のところに来てあなたがここに入ることを伝えてたの。
でも、あなたが少し考えたいからって言ったからまだ分かんないってことまで教えてくれた。
(なまえ)
あなた
、、そうなんだ。
そんな事まで知っていたなんて。

でも、そのことを聞いて私のことを無視したソ

アちゃんはどんな気持ちなんだろう。

私のことがやっぱり嫌いだったのかな。



またうじうじと1人で考え込んでいるとぶーち

ゃんが私に話しかけて来た。
SG
SG
ねぇあなた、なんでSEVENTEENに入ることを悩んでるの?
ぶーちゃんからの問いに私は答えることを悩ん

だ。

ぶーちゃんだから大丈夫だ、って励まして応援

してくれるって分かってたから。

優しい人だから私の気持ちなんてすぐに汲み取

って励ましの言葉をかけてくれるだろう。

そんなんじゃ、覚悟できないままで迷惑をかけ

てしまう。
SG
SG
まぁあなただから入ったら迷惑かけちゃうとか思ってるんだと思うけど。
ぶーちゃんは私の心の中を見事に言い当ててし

まった。
(なまえ)
あなた
なんで分かったの?
SG
SG
だってずっと一緒に頑張って来たじゃん。
そんなことくらい分かるよ。
(なまえ)
あなた
SEVENTEENはただでさえ男の子のグループなのに、私みたいな下手な人が入ったら足手纏いになって、迷惑じゃない?
SG
SG
ソアがいるじゃん。
(なまえ)
あなた
ソアちゃんはすごく上手であって、、、しかも、ソアちゃんは私のことが嫌いみたいだから私が入ってソアちゃんの笑顔を壊すこともできないよ。

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