第152話

第151話
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2021/03/28 21:27
~あなたside~


紫耀に大っ嫌いなんて言っちゃった
ホントはそんなこと思ってないのに

もういいや、プリンヤケ食いしてやる!


と思いながら冷蔵庫を開けると…



私
あれ?プリンが増えてる…しかもどっちにしようか悩んでたやつ
母
紫耀があなたにだって
私
え…?


紫耀が私のために買ってきてくれたの…?


母
優しいお兄ちゃん…ぁ、あなたにとっては彼氏か笑
私
ちよっ、揶揄わないでよ///
母
ふふ、ありがとうって言って仲直りしてきなさい
私
でも…


随分酷いこと言っちゃったし…
今は顔…合わせづらいな


母
ホントあなたは頑固なんだから笑
アナタ達ならすぐ仲直り出来るでしょ?小さい時から喧嘩してはすぐ仲直りしてたんだから
私
今と昔では違うよ!
母
そうかしら?毎回同じことで喧嘩してるじゃないの、アナタ達は笑
ほら、プリン持って一緒に食べて来なさい
私
もおー、わかったよぉ…


渋々紫耀の部屋に向かうために階段を登ってきたけど…
やっぱ気不味い


しかしリビングに戻ろうとしたら階段の下から早く行きなさいとママがジェスチャーしてる

クラスメイトの女子かよ




____


私
…しょう
平野紫耀
平野紫耀
なに
私
入ってもよろしいでしょうか
平野紫耀
平野紫耀
ん、


紫耀は不貞腐れているかのようにこっちを見もせずベッドに転がりながらスマホを弄っていた


私
あの…プリンありがとう
平野紫耀
平野紫耀
ん、


まだこっちを見もせずスマホを弄り続ける紫耀


私
あの…一緒に食べませんか?
平野紫耀
平野紫耀
俺のこと目障りなんだろ?
私
そんなことない
平野紫耀
平野紫耀
大っ嫌いなんだろ?俺のこと
私
違うッ!!


私が大声を出すと紫耀はやっとこっちを見てくれた


私
ごめん、意地張ってた
平野紫耀
平野紫耀
うん、知ってる。俺もだし
私
うん…
平野紫耀
平野紫耀
ほら、隣り来いよ
私
ん、


紫耀の隣にちょこんと座るとギュッと抱き締められた


平野紫耀
平野紫耀
仲直り…する?
私
うん、する
平野紫耀
平野紫耀
俺のこと…好き?
私
大好きだよ
平野紫耀
平野紫耀
俺も大好きだよ
私
へへっ…///
平野紫耀
平野紫耀
じゃ、仲直りしよっか
私
うんっ!


お互いにちゃんとごめんなさい。と言い合えば、チュッと唇が重なり合った





お騒がせしました
無事に仲直り出来ました






____



私
カスタードも美味しいけど、生クリームも美味しい~!迷ってたんだよね、どっち買おうか
平野紫耀
平野紫耀
コンビニで健人先輩に会ってさ、生クリームの方って勧められたんだよ
私
ぇ、私も健人に会ったけど…カスタードって勧められたよ?
平野紫耀
平野紫耀
なるほど…そーゆー事だったのか
私
え?なんのこと?
平野紫耀
平野紫耀
いや、別に?
あーあなたが買ってくれた濡れおかき美味ッ
私
え!?なんで私が買ったってわかったの!?
平野紫耀
平野紫耀
だって俺ら考える事同じだから
私
そうだね笑
プリン食べる?
平野紫耀
平野紫耀
プリンよりお前食いたい
仲直りセックスしようぜ
私
下にママいるからダメー
平野紫耀
平野紫耀
じゃ、ラブホ行く?
私
行かない
平野紫耀
平野紫耀
ちっ←

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