あなたと2人で映画…ふふ、途中であなたの顔チラ見しちゃお
むしろ映画じゃなくてずっとあなたのこと見ていたいくらいなんやけど笑
そんなことを考えていたらいつの間にか映画館に着いてた
あなたが指差した映画ポスターに目線を向けてみると…
またお兄ちゃん…
ホントは紫耀に似てる人が出てる映画なんて観たくないんやけど…あなた喜んどるし…まあいいか…
____上映終了後
映画に興味無かった俺はあなたの顔をチラチラ見てた←
映画を真剣に観るあなたの横顔が可愛すぎて終始悶えてたわ←
確かにあなたと紫耀は似てない
でも兄妹なら少しくらいは似てるとこあるんやない?って思うんやけど…
そう…だよな?
何俺変なこと考えとるんやろ…
…どんだけ過保護なんだよアイツ
ホントは帰したくないけど…電話で邪魔されんのも嫌やしな
俺はさり気なくあなたの手を取るとギュッと握り目的地へと向かった
あなたに想いを告げるために
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!