第34話

第33話
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2021/02/08 23:21
~平野side~


やっと俺の気持ちが届いた…
あなたも俺のことが好きだって…
やべえ…俺今人生で一番幸せかも


平野紫耀
平野紫耀
あなた…好き…
私
私は好きじゃないよ?


は?…え?
あれ?待って…これは夢だっけ?
いや、ちゃんと起きてるし…
妄想か!?妄想なのかああああああ!?


平野紫耀
平野紫耀
え…?俺のこと好きじゃないの?
私
うん、大好きだもん///


なにこれ…なんでコイツこんなに可愛いの…
小悪魔だな
うん、コイツは今日から小悪魔だ←


平野紫耀
平野紫耀
あー、俺もやっぱ好きじゃねえわお前のこと
私
え……?


俺はあなたの耳元に唇を寄せて甘く囁いた。
ちょっと仕返しも兼ねて


平野紫耀
平野紫耀
愛してるよ…あなた
私
っ…!?///


ふふ、照れてやんの笑
顔も耳も真っ赤にしちゃって…ホント可愛い


平野紫耀
平野紫耀
なあ…俺ら兄妹だし…母さんと親父は勿論、他のヤツらにバレねえようにしないといけないのはわかってる
でも、ちゃんと幸せにするから…
俺と付き合って下さい
私
ふふ、喜んで…///


あなたは、ふにゃっと頬を緩ますとギュッと俺に抱き着いてきた

兄妹だけど恋人同士
モラルに反してるけど…お互いに愛し合ってればそんなん関係ねえ

健人先輩というラスボス級のデッケェ虫もいるけど…ぜってえ攻略してあなたを諦めさせてやるからな!!

そう思いながら俺は強くあなたを抱き締めた






____





平野紫耀
平野紫耀
なあ…あなた、キスしていいか?
私
一々聞かないでよそんなこと///
平野紫耀
平野紫耀
ってゆーか、する…ここもちゃんと上書きしとかねえとな


あなたの唇をトントンと指先で触れると、あなたは言っている意味を理解したのかブワッと顔を赤くさせた

思い出してんじゃねえよ…健人先輩とのキス…


俺はあなたの後頭部に手を添え引き寄せると唇を重ね合わせた

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