~紫耀side~
クソ寝みぃ…
今日から新学期か…
眠い身体を無理矢理起こし久しぶりに制服に腕を通すと嫌でも夏休みが終わってしまったと思い知らされる
やべっ、あなたが下から呼んでる
俺は急いでワイシャツのボタンを締めれば洗面所に向かうため下に降りた
夏休みの課題…あなたは毎日真面目にやってたけど、結局俺は最終日まで溜めに溜め込んだ
急いで洗顔と歯ブラシを終え髪の毛を整える
よし、後は1分間のハグタイム…
あれ?あなたが来ない…
ハグタイムの代わりにネクタイを締めてくれるあなた
でもなんか呆れた顔してんだけど…
一つずつワイシャツのボタンを外していくあなた
なんか脱がされていくみたいで…やべぇムラムラしてきた
そんなプンプンしなくていいのに
ムラムラなんて自然現象みたいなモンだから仕方ねえじゃんかよ…
女王様みたいだよなあなたって
いらないって…いらないって言われた…
俺泣く…拗ねる…いじけてやるッ!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!