第80話

第79話
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2021/02/23 08:53
~紫耀side~


外からあなたの声がすると思って自分の部屋の窓から外を覗いたら健人先輩とキスしてた

その瞬間俺の中はドス黒い感情が支配し始めた


あなたが俺の部屋に来ることは想定外だったが、部屋に入った瞬間に腕を引っ張り壁に押し付けた

あなたはびっくりした表情で俺のことを見てる






平野紫耀
平野紫耀
お前って外でキスなんかするようなヤツだったんだ?
私
あれは健人が急に…
平野紫耀
平野紫耀
なんであんなヤツと付き合ってんの?
私
そんなのお兄ちゃんには関係ないでしょ!?それにお兄ちゃんだって笹本さんと...ッん...、
平野紫耀
平野紫耀
んっ...ちゅ、んん...
私
んン...ゃ、んはぁ...ッ、
平野紫耀
平野紫耀
ん...ッ、んはぁ...っ


嫉妬、怒り、悲しみ、愛しさ...色んな感情をぶつけるかのようにあなたの唇を塞いだ
抵抗するあなたの身体を強く壁に押し付けると舌で唇をこじ開けあなたの舌と絡ませた


私
んはぁ、ッ、やめて...おにいちゃん...ッ
平野紫耀
平野紫耀
やだ、もっとキスさせて...ッん、ちゅ...
私
んんッ、ふぁ...んっ...


久しぶりのあなたの唇だと思ったら止まんない
俺以外のヤツが触れたと思うと嫉妬でどうにかなりそうだ


私
んはぁ...はぁ、ッ
平野紫耀
平野紫耀
はぁッ...はぁ...っ


しつこいくらいに口付け、唇を離した頃にはあなたの顔は真っ赤に染まり蕩けていた

私
なんでこんな事すんの?意味わかんないよ
平野紫耀
平野紫耀
それは...


ホントのことが言えたらどんなに楽か
いや、もういっそのこと言ってしまおうか


私
お兄ちゃんこそ...彼女がいるのに他の人とキスするような人だったんだね


それだけ言うとあなたは俺の腕の中から抜け出し、プリントを置いて部屋を出てしまった


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