第142話

第141話
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2021/03/22 14:30
~紫耀side~



影浦との一件があった翌日、あなたは熱を出した

そりゃそうだよな...あんなクソ寒いとこにずっと居たし...精神的にも相当疲れたはずだ


今日こそは俺も学校休んでずっとあなたと一緒に...



母
紫耀はちゃんと学校行きなさい
平野紫耀
平野紫耀
は!?何でだよ、俺もあなたの看病する
母
お母さんが着いてるんだから大丈夫よ、早く行きなさい


ちえっ...なんだよ、心配なのに...


母
あなたもよく風邪引くわね、つい最近も熱出してたし...
私
風邪...流行ってるんだよ多分


今回の件は親には話してない
あなたがあまり大事にしたくないからって内緒にしといた


平野紫耀
平野紫耀
じゃ...行ってくるよ
私
うん、みんなにありがとうって言っといて?
平野紫耀
平野紫耀
おう



____


髙橋海人
髙橋海人
ホント良かったね!あなたちゃん見つかって
平野紫耀
平野紫耀
マジで安心したよ
神宮寺勇太
神宮寺勇太
紫耀、泣いてたね
平野紫耀
平野紫耀
それはじんもだろ?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
でもあなた...熱出しちゃったか...
永瀬廉
永瀬廉
そりゃ拉致監禁されたら精神的にも参るやろ...
平野紫耀
平野紫耀
ま、みんなあなたの為にありがとな
アイツも礼言ってたよ


あなたの為に結成されたキンプリレンジャー

俺一人じゃあなたを助けることなんて恐らく出来なかっただろう

心強い仲間が居るって...いいモンだな


永瀬廉
永瀬廉
影浦のヤツ...退学したんやな
神宮寺勇太
神宮寺勇太
めぐのお父様が退学にしてもう二度と俺らの前に現れないようにしてくれたよ
髙橋海人
髙橋海人
それならもう安心かな?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
後はあなたの調子が戻るのを待つだけだね
平野紫耀
平野紫耀
そうだな...



ふと、制服のポケットに手を突っ込むと指先に硬い感触を感じた

それを取り出してみると...



神宮寺勇太
神宮寺勇太
あなたちゃんの指輪...まだ返してなかったの?
平野紫耀
平野紫耀
ああ、すっかり忘れてた
岩橋玄樹
岩橋玄樹
なんで紫耀があなたの指輪持ってんの?
平野紫耀
平野紫耀
裏庭に落ちてたんだよ
多分アイツなりの合図だったんだと思う
永瀬廉
永瀬廉
それが無ければあなたが拉致られたって気付かなかった訳か
髙橋海人
髙橋海人
大変な状況なのにそこまで頭回るって...俺あなたちゃん尊敬する
岩橋玄樹
岩橋玄樹
頭良いし、しっかりしてるからねあの子
紫耀と違って笑
平野紫耀
平野紫耀
サラッと酷いこと言うよな、玄樹って


ま、取り敢えず...帰ったら指輪返さないと



早く学校終わらないかな
あなたに会いたい

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