第112話

第111話
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2021/03/07 09:49
~あなたside~


お昼にみんなとした会話が頭の中から離れない

確かに私と紫耀は似てない
よくよく考えてみると私ってママとパパとも似てない気がする

性格だって紫耀は典型的なO型って感じだけど、私は割りと綺麗好きな方だし、曲がった事が大っ嫌いだ


私
紫耀あのさ…話あるんだけど…


私の部屋で寛いでいる紫耀に話かけると怪訝そうな顔を向けてきた


平野紫耀
平野紫耀
んだよ、別れ話なら聞かねえぞ?
私
違う違う、そんな話じゃなくて…
私さ、病院行きたいんだけど
平野紫耀
平野紫耀
え!?お前まさか…デキたのか!?

それはそれでまた別の意味で大問題なんだけど…


私
いや、先週生理来たからそれは無い
平野紫耀
平野紫耀
そうだったな、先週えっち出来なかったもんな俺ら


ぁ、ヤバい。話が脱線し始めた
話を戻さねば…


私
お昼にさ、みんなとした話覚えてる?
平野紫耀
平野紫耀
血液型の話だろ?
私
うん、調べに行きたいんだよね
平野紫耀
平野紫耀
やっぱり気になるのか…
私
うん…それでね、紫耀…一緒に来てくれない?
平野紫耀
平野紫耀
俺は構わねえけど…
私
よしっ!行こう!
平野紫耀
平野紫耀
ぇ、今から!?


私はママに喉が痛いから病院行きたいと嘘を付き、保険証を貰うと紫耀に付き添ってもらいながら病院に来た





____



血液検査をして結果を待ってるんだけど…凄い緊張してて落ち着かない


平野紫耀
平野紫耀
なあ…もしO型じゃ無かったらどうする?
私
どうするって…どうしよう…


ただ自分の血液型が知りたいだけでそこまで考えてなかった

もしかしたら私はママとパパの子じゃないかもしれないんだ

てことは、紫耀とも血が繋がってない


私だけ他人かもしれない…



平野紫耀
平野紫耀
大丈夫だよあなた、どんな結果であっても俺がずっと着いてるから


ギュッと私の手を握ってくれる紫耀
なんだか少し安心できた気がする


私
ん、ありがとう



そして、名が呼ばれ紫耀と一緒に診察室に入るとお医者さんから血液検査の結果を知らされた

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