第14話

第13話
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2021/02/03 09:21
~平野side~


俺は映画に影響されたのかあなたに俺の想いを告げようとした

でもいきなり鳴り響いた雷によって阻止されてしまったんだ



私
お兄ちゃんっ、雷…ッ
平野紫耀
平野紫耀
そうだな…近くて落ちたくらいデカかったな…


すると、窓の外が光ったと思ったらまた雷鳴が響いた


私
キャッ…!!
平野紫耀
平野紫耀
すげえ…デケー音…


ふと、あなたを見てみると耳を塞ぎながら震えていた
そうだった…あなたはガキの頃から雷が嫌いだったんだ…


平野紫耀
平野紫耀
あなた…?大丈夫か…?


そうあなたに問いかけた瞬間


私
もうやだあ…!


と言いながら俺に抱き着いてきた

取り敢えず俺は安心させようとあなたを抱き締めるも、あなたは薄い服を来ているせいか身体のラインや温もりがダイレクトに伝わってきて…ふしだらな想像しか出来ない

おまけに窓の外が光る度にあなたの腕が強まるから胸も俺の胸板に押し潰される

これ以上強く抱き着かれると…いい加減俺のSexyZoneがSexyしちゃうんだけど!ってかもう半分Sexyしてるけど←


俺は色々我慢しながら暫くの間そのままでいると雷は段々と収まっていき、俺らの身体も離れた


私
雷…おさまってきたね…
平野紫耀
平野紫耀
そうだな…また酷くなるかもしんないし…もう寝るか?
私
うん、そうだね…



こうしてそれぞれ自分の部屋に入って行ったんだけど…数分後、ノックの音とともにドアを開けたあなたが俺の部屋を覗いてきた


平野紫耀
平野紫耀
どした?
私
あ、あのさ…


俺が声をかけるもあなたは言いにくそうに口篭る
そこで俺はガキん頃もこんな事があったなあ…と思い出した


平野紫耀
平野紫耀
ほら、あなた…おいで?一緒に寝よ?
私
うんっ!


雷が鳴る夜は決まってあなたは俺と一緒に寝てた
中学入った頃からそれは無くなっていたけど…懐かしいな…


俺はあなたが寝れるようにスペースを少し開けると腕を広げた
あなたはふにゃっと頬を緩ませながらベッドの中に入ると俺の腕に頭を乗せる
そしてギュッと抱き締めてやると…


平野紫耀
平野紫耀
これでもう怖くないだろ?

と、昔と同じように耳元で囁いた

私
ん、もうこわくない…お兄ちゃん…ありがと…


あなたは安心したのかそれからすぐに眠りに入った
スースーと規則正しい寝息が愛おしい

ふと、顔を覗き込むと可愛らしい寝顔にドキドキと鼓動が早まった



平野紫耀
平野紫耀
もう寝てるよ…な?


俺がポツリと呟いてもあなたから聞こえてくるのは寝息だけ

平野紫耀
平野紫耀
あなた…愛してるよ


と、呟くと俺はあなたに顔を近付け、そっと唇を重ね合わせた


俺のファーストキス…あなたにあげちゃった

高鳴る鼓動を抑えつつ俺も眠ろうと目を閉じた

今夜は眠れるかわかんねえけど笑






























私
……………。

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