____昼休み
~平野side~
あと1分で昼休み!あなたに会える!
早く…早く…はや…
キンコンカンコーン♪
よしっ!チャイム鳴った!
あなたの教室にダッシュ!!
先生「またお前か!平野兄!!お前のクラスは終わったかもしれねーけど、妹はまだだぞ!!って…この前も言っただろーが!!」
はぁ…またやっちまったよフライング…
あなたは呆れてるし…ほかのヤツらは笑ってるし…
ま、次から気を付ければいっか←
____
俺は馬鹿か!!あなたと昼飯食うために来たのに弁当持って来てねえじゃんかよ!!
ぁ、あなたの事しか考えてなくて教室に忘れてきたんだ…
____紫耀の教室
あっぶねえ…あなたにバレないように気を付けろ言っといて自分がバラすとこだった!!
ふとあなたを見てみると…
と、口パクで言ってた
俺この短時間で何回馬鹿って言われたんだろ
俺がサラッとあなたは俺のモノって言ったら海人に見えないようにスネを蹴ってきやがった
全くもおーあなたちゃんは足癖もお口も悪いんだから~
自分で頬を触るが…ぇ、わかんねえ…
どこに飯粒付いてんだ?
すると、あなたの手が伸びてきて…
と、俺の頬に付いた飯粒を摘んで取ったと思ったらそのまま食べた
あなたが俺の頬に付いた飯粒…食べた…
ぇ、なにこのラブラブなシュチュエーションは…///
弁当を食べ終わった海人は俺たちを残し、くすくす笑いながらどっかに行っちまった
俺の唐揚げがあなたの口の中へ…
ああ…俺の唐揚げがあああああ
と、ニヤッと口角を上げながら言うあなた
でたよ小悪魔が←
何この小悪魔…マジで襲っていい?←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。