第97話

第96話
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2021/03/01 12:30
~紫耀side~


寝返りを打ったときに何かに当たる感触で目を覚ますと隣にあなたがいた

そうだ…あなたを抱いてそのままピロートークしてたらいつの間にか寝ちまったのか


親が来なくて良かったな笑


私
んぅ…しょお…?
平野紫耀
平野紫耀
ぁ、わり…起こしちまったか?
私
んーん、大丈夫
自分の部屋戻らないと…
平野紫耀
平野紫耀
まだ6時前だし…今日休みだから母さんも起こしに来ねえだろ
このままゴロゴロしてろよ…まだ眠いだろ?
私
んーねむい…


昨晩激しくシたからな…って一言付け加えようとしたけど…あなたのことだからぜってえ怒るし言わないでおこ笑


平野紫耀
平野紫耀
ほら、もっとこっちおいで
私
ん、


俺の胸板に擦り寄るあなたを抱き締めるとすぐに可愛らしい寝息が聞こえてきた
それを聞いているうちに俺もまた眠りに落ちていった





____



私
しょう起きて…紫耀起きて!
平野紫耀
平野紫耀
…あれ?今何時だ?
私
もう10時だよ!


さっき起きた時は確か6時前だったから…あれから結構寝ちまったのか


私
出掛けるんでしょ?シャワー浴びてきたら?
平野紫耀
平野紫耀
あなたは?
私
もう浴びた!!
ついでに言うけど、もう出掛ける準備も終わってる!!


改めてあなたを良く見てみると…
顔は綺麗に化粧が施され、可愛らしいワンピースを身に纏っていた


平野紫耀
平野紫耀
やば…あなた可愛すぎる…
私
はいはいそれはどーも!!
5分で準備して
平野紫耀
平野紫耀
シャワー浴びるから…さすがに5分は無理ですあなたさん…


それに今日はあなたとせっかくデートするんだし…それなりにキメてえしな


私
ぁ、そっか
とりまリビングに居るから準備出来たら呼んでね
平野紫耀
平野紫耀
おう、わかった


そして急いでシャワーを浴びて…ちゃんと髪もセットして服はTシャツ…だけじゃ微妙だからジャケット羽織って細めのジーンズを履いて…

平野紫耀
平野紫耀
ま、こんなモンでいいだろ


俺なりにカッコよくキメたつもりだけど…
あなたはどう反応してくれるかね





____


平野紫耀
平野紫耀
あなた~お待たせ、行こうぜ
私
もおー、どんだけ待たせるの……っ///


文句言いながら俺の方を向いたあなたは俺の姿を見た瞬間、頬を赤らめた

お、これは好印象かも



平野紫耀
平野紫耀
わりぃわりぃ笑
母さん、ちょっとあなたと出掛けてくるわ
母
あら、2人してそんなおめかししちゃって
傍から見たらデートみたいね笑
私
ちょっと変な事言わないでよママ!
お兄ちゃんと買い物に行くだけなんだから!
母
わかってるわよ笑
気を付けてね、行ってらっしゃい


デートみたいじゃなくて、デートなんだけどな笑

そして俺らは母さんに見送られながら家を出た

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