第15話

第14話
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2021/02/03 11:02
~あなたside~


お兄ちゃんが私のこと愛してるって言いながらキスしてきた


でも寝てると思い込んでたみたいだし…私もそのまま目を閉じ寝たフリをしていた


お兄ちゃん…今の私のファーストキスだったんだよ?







____翌朝


ふと、目が覚めると隣にはお兄ちゃんがいた。

そっか…雷怖くてお兄ちゃんと一緒に寝たんだっけ
いつからかお兄ちゃんと一緒に寝るのが恥ずかしくなって雷が鳴る日はママと寝てた
でも昨夜はお兄ちゃんしか居なかったから仕方なく…って感じだったんだけど…

まさかあんな事が起こるなんて思いもしなかった


平野紫耀
平野紫耀
ん?あなた?起きたの?
私
今起きた


まあ、お兄ちゃんは私が寝てたと思ってるだろうし…いつも通りでいいよね?


私
先リビング行ってるから


と、ベッドから出ようとした瞬間
グイッと腕を引っ張られた


私
え…?
平野紫耀
平野紫耀
まだいいだろ?今日休みだし…ゴロゴロしようぜ

と、言いながら私に抱きつこうと瞬間、一気に顔が熱くなり咄嗟に離れた



私
お、お腹空いたからご飯作る!!


私は赤くなった顔をお兄ちゃんに見られないように慌ててリビングへと向かった

なんでこんな意識してるんだろ…私
血の繋がったお兄ちゃんなのに…




____





平野紫耀
平野紫耀
あなた~、俺も腹減った。飯出来た?
私
うん、出来たよ?


今は赤い顔も治まって平常心なはずなんだけど…


平野紫耀
平野紫耀
あなた、醤油取って?
私
はい……、ッ…!!


ただお醤油を渡して手が触れることなんてしょっちゅうあるのに…何故か今はドキッとした


平野紫耀
平野紫耀
どした?
私
んーん、別に…
平野紫耀
平野紫耀
食わねえなら俺がもらうぞ?
私
だ、ダメっ!ちゃんと食べるもん!!


相手はお兄ちゃんなんだから意識するなんておかしな話…

平常心…平常心…





そして、夕方頃ママとパパが帰ってきていつも通りの日常に戻った

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