第116話

第115話
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2021/03/10 03:52
~紫耀side~


母さんと親父に俺とあなたの関係を暴露してから虫が増えた


ラスボスは健人先輩かと思ってたけど…
真のラスボスはコイツかもしんねえ…


父
あなた~暇ならパパにお酌してくれ~
平野紫耀
平野紫耀
は?ふざけんなよ親父
あなたは今俺とゲームしてんだよ!
父
お前は部屋で勉強でもしてろ
平野紫耀
平野紫耀
やーだよ!あなた、部屋行こーぜ(腕グイッ)
私
ぇ、ちょ…お兄ちゃんッ、パパごめん今度ね!!


親父は最近、俺とあなたが一緒にいると邪魔しやがる

元々あなたに甘かった親父が更に甘くなった
それとは逆に俺に対して厳しくなったけど笑



母
あらあら、また紫耀に取られちゃったのね笑
父
俺の娘なのに…





____



平野紫耀
平野紫耀
なんで家の中でまで虫退治しねえといけねえんだよ…
私
虫って…笑
パパじゃん
平野紫耀
平野紫耀
あなたは俺のだからな!ぜってえ親父に認めさせてやる!!
私
なんだかんだ言って認めてると思うよパパ
平野紫耀
平野紫耀
どこがだよ、あのクソ親父
私
認めてなかったら別れろって言われるのが普通じゃない?血は繋がってないとは言え、一応は兄妹だし…今もこうして一緒に暮らしてるし
平野紫耀
平野紫耀
まあ、確かにそうかもしれねえけどよ


なんか腑に落ちないんだよな
やけにあなたにベタベタしてくるし


私
私は今すごい幸せだけどな
こうして指にペアリングつけれるし


俺らの首元にあったネックレスにしてた指輪は、本来あるべき指に嵌められている
これだって親父に冷やかされたじゃねえか


平野紫耀
平野紫耀
ま、学校にも正式に血の繋がりがないって言ったしな
私
みんな意外と受け入れんの早かったよね
平野紫耀
平野紫耀
ほぼバレてたからな俺らの関係
私
紫耀が隠すの下手なんでしょ!?
平野紫耀
平野紫耀
だってお前のことめっちゃ好きなんだから仕方ねえだろ。そりゃ態度に出るよ
私
あっそ…///
平野紫耀
平野紫耀
照れてやんの(むぎゅうう♡)
私
照れてないもん
平野紫耀
平野紫耀
可愛いねあなたちゃん♡
キスしていい?笑
私
ダメって言ってもするクセに
平野紫耀
平野紫耀
よく分かってんじゃん笑


あなたの頬を持ちゆっくり顔を近付け唇が重なるまで後数センチのところでリビングから声が聞こえてきた


父
あなたちゃん~パパが買ってきたケーキあるぞ~
私
ケーキ!?今行く~!!
平野紫耀
平野紫耀
ちっ…


親父のヤツ…良いとこで邪魔しやがって…


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