~紫耀side~
さっき俺ナンパされたんだけどさ、次はあなたがナンパされやがってる
んな寄って集るなよクソ虫が
目離した俺が悪ぃんだけど
ナンパ男があなたの腕を掴んだ瞬間、俺はあなたを抱き寄せた
睨みを利かせたらナンパ男は舌打ちをしながらどっかに消えてった
あなたの手をギュッと握り締めると照れてんのか頬が紅く染まっていた
なんか恥ずかし…
ま、無事に退治出来たから良かったけど
着替えるってことはあなたのこと離さなきゃいけねえじゃん
そして、あなたと一旦離れる前に俺はある事に気付いた
そーいや言ってなかったな、アレ
腕を引きあなたの耳元に唇を寄せると囁いた
へへっ、顔真っ赤にしてやんの
今日一日俺のKingがPrinceしてSexyするの隠すの大変だったわ←
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!