第45話

第44話
5,155
2021/02/12 22:13
~平野side~


あなたが部屋に走って行った
多分泣いてんだろうな…


平野紫耀
平野紫耀
…ちゃんと2人で話し合えよ?
俺はあなた見てくるから


それだけ言うと、俺もあなたの部屋に向かった




____


平野紫耀
平野紫耀
……あなた?
私
しょぉ……


案の定、やはりあなたは泣いていた
俺はあなたの身体を包み込むようにそっと抱き締め、頭を撫でた


私
やっと紫耀に会えたのに…こんなのやだよ…
平野紫耀
平野紫耀
母さん達なら考え直してくれるよ…きっと
私
もう紫耀と離れない…?
平野紫耀
平野紫耀
俺が離さねえよ

俺は抱き締める腕を強めた
あなたも強く抱き締め返してくれる
たった一週間離れてただけなのに…俺の精神は限界だった
もう何があっても…ぜってー離れたくない


平野紫耀
平野紫耀
あなた……
私
ん……?
平野紫耀
平野紫耀
ちゅ…んっ…
私
んん…っ…


一週間ぶりのキス
ずっとしたかった…ホントは帰ってきてからすぐにしたかったけど


私
ゃ、もっとしたい…


唇を離すとあなたは俺の首に腕を回し引き寄せながらもっとと強請ってきた

そんな可愛いの…どこで覚えてきたんだよ


平野紫耀
平野紫耀
お前も…ずっとしたかったの?
私
うん……///
平野紫耀
平野紫耀
ふふ、可愛いヤツ……んんっ…
私
んっ、ふぁ…ん、ンッ…


再び唇を塞ぐと舌を入れ深く口付けた
あなたも積極的に絡ませてくる
やべえ…気持ちいい…


私
ん、はぁ…っん…ふ、んん…
平野紫耀
平野紫耀
んン…ッ、んはぁ…ッ、


淫らに舌を絡ませながらその場で押し倒そうとしたら足音が聞こえてきた


平野紫耀
平野紫耀
やべ、誰か来る…
私
ふぇ…?


キスに没頭してたのかあなたには聞こえてなかったようだ
俺らの身体が離れると同時にトントンとノックする音が聞こえドアが開かれた


父
…紫耀、あなた…ちょっといいか?
平野紫耀
平野紫耀
…なんだよ
母
2人とも…ごめんなさいね、お母さんたち考え直したの
私
うん…
父
離婚はしない。今まで通り…4人で暮らそう
私
ホントに…?
母
ホントよ、夫婦喧嘩に巻き込んじゃって…ごめんなさいね


はぁ…よかった…
あなたと離れ離れにならなくて済む…


私
やったね!お兄ちゃんッ!
平野紫耀
平野紫耀
そうだな!ホントどうなるかと思ったよ
夫婦喧嘩とか…マジで勘弁してくれよな
父
わりぃわりぃ笑
母
さて、晩ご飯の準備しましょうかね
父
俺も手伝うよ
母
あら、ありがとお父さん笑


なんだかんだ言って仲の良い俺たちの両親
先程までの険悪なムードはどこへ行ったんだか

何はともあれ無事夫婦喧嘩事件は解決したようだ



私
ホントに良かったね紫耀!!
平野紫耀
平野紫耀
だな!もう振り回されるのはゴメンだぜ


ギューッと抱きしめ合って喜びを分かち合っていると…


母
あなたも手伝ってちょうだい!!


と、下から声が聞こえてきた
あなたとイチャイチャしてたのに…畜生


私
ごめん、行ってくるね笑
平野紫耀
平野紫耀
お、おう…
私
ぁ、紫耀
平野紫耀
平野紫耀
…ん?
私
……(ちゅ♡)
平野紫耀
平野紫耀
……っ!?
私
だいすき♡
平野紫耀
平野紫耀
………///


………でた、小悪魔め…///
そんな可愛いことばかりしてると…そのうち狼になっても知らねえからな笑














____





私
そーいやさ、ママとパパのケンカの原因ってなんだったの?
平野紫耀
平野紫耀
それ俺も気になってた。親父教えてくんなかったし
父
別に言う程のモンでも…
母
お父さんね、いつも着てた服裏っ返しで脱ぐのよ
私
……え?
平野紫耀
平野紫耀
……は?
私
そんだけの理由…?
平野紫耀
平野紫耀
それで離婚とか騒いでたのかよ…
母
裏っ返しで脱いだら表に返せば良いだけの話でしょ?
父
これからは気を付ける…
私
もうさ…お兄ちゃんと2人で暮らそうかな
平野紫耀
平野紫耀
そうだな…そうするか
母
だからごめんって笑
父
俺と母さんが悪かったよ笑




くだらねえ理由で俺達を振り回しやがって…
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