僕が抱え込んでいた爆弾は何事も無かったかのように静かだ。
あれ?どうなってるんだ?
頭が追いついてない
周りを見ればみんなが僕をみている
さっきまで犯人だった人は僕の頭をポンポンと撫でた。
口を膨らませてそっぽを向く。
この、数日で僕は何回...。
はぁ。
しかも男の人から言われても嬉しくないです
また、そっぽを向く
太宰さんは僕のほっぺをつかんだ
太宰さんの手を外して、今度は僕がつまみかえす
ていうか、こんなことをする前に大事なこと忘れてる気がする。
なんだっけ。
そうだ!それ!
賢治くんナイス!!
国木田さん!いたんですね!
ていうか社長?!
皆が頭を下げ出したから僕も慌てて頭を下げる
会話が終わると社長は部屋から出ていった。
その途端に太宰さんがこちらを向き笑顔を見せる。
こうして僕は晴れて武装探偵社の一員になれました。
ここまででもとても大変そうに思ったでしょ?
僕もそう思います。
えへへ。でも実はここから先の方がとても大変なんです。
あんまり言えないんですけどね...。でももう、みんなのあんなことやこんなことが...!!
あぁー。思い出すだけでも恥ずかしいです...。
これからも僕と探偵社の皆と作者をよろしくお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。