今日は非番の日。
ちょうど太宰さんも非番の日で2人で出かけることになった。
太宰さんは今までの中で一番ウキウキしてると思う。
いつもより顔がニコニコしている。
それに、何をするにしても僕に色々聞いてくる。
太宰さんはとても楽しそうだ
怪しく感じる。
なぜか?
太宰さんだからだよ
そうして連れてこられたのはオシャレな雰囲気のお店。
なんだ、太宰さん。
疑ってしまってごめんなさい。
こんなオシャレなお店にも茶漬けはあるかな。
そんな淡い期待を持って店の扉を開く。
そこに修羅場が待ちわびてるとも知らずに...。
太宰さんの後ろに隠れながら恐る恐る中に入る。
自分で扉を開けたものの最初に中に入るには相当の勇気が必要だった。
僕が顔を出した瞬間。いやもっと前。
店の扉を開けた瞬間。
奥の方にある席の方からすごい音が聞こえてきた。
ものすごい勢いでものが落ちる音
その音を出した犯人は...。
今日も太宰さんは全てを見透かして不敵な笑みを浮かべている
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。