第29話

29話!!
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2019/06/21 14:56
僕達には考えがあった。







それは.......
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
細雪!!!!
ルーシー
ルーシー
消えた?!!
これで僕と谷崎くんの姿は奴らには見えない。







今ならやれる!!!
中島敦
中島敦
うぉぉぉお!!
大きく腕を振りかぶりアンに向かって拳を振り下ろす。






拳はアンに命中し持っていた鍵を落とす。








この鍵であの扉を!!!







そう思い扉に向かって走る。







鍵穴に鍵を通そうとした瞬間
中島敦
中島敦
うわぁぁっ!!
鍵からたくさんの小さな化け物が出てきていた。
ルーシー
ルーシー
貴方達面白い!でもその鍵を開けられない限りここからは誰も出れないのよ。うふふふふ!あははは!
中島敦
中島敦
くそ!!!
鍵から生えた化け物は僕の腕に噛み付こうとする。




慌てて鍵を投げ捨てアンとの戦いに思考を向ける








どうすれば.......みんなが助かる
ルーシー
ルーシー
貴方達2人だったら面白いけれど1人になったらどーなるのかしら
少女はまた、不気味に笑う。







その瞬間僕の横をビュンッととてつもないスピードで過ぎ去ったアン。











僕の向こうにいるのは
中島敦
中島敦
谷崎くんっ!!!!!
アンは谷崎くんの胴を掴み扉へと向かっていく







さっきまで閉まっていたはずの扉が開き、中からたくさんの触手が出てきた。











その触手は谷崎くんを掴み中へ中へと連れていく。










谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
敦くっ!!!






















バタンー






無情にも扉の閉まる音が部屋に鳴り響く














谷崎くんが捕えられた












僕一人で、こんな化け物を捕まえる?
中島敦
中島敦
無理だ.......僕なんかじゃ無理だ...。
僕を見つめるアンが先程までと違う物に見えてきた。










大きく凶暴に...。




勝てっこない。





そう思った。
中島敦
中島敦
助けを呼ぶしかない.......。
僕はたくさんの人が出ていった扉に向かって走り出した。

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