第3話

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2021/01/15 08:49
五条悟side

「じゃあまずは寮ね。」

僕はそう言って寮の方へ歩き始めた。

ご飯を食べるのは学校案内が終わってからだと言うとあなたは不服そうな顔をして、


「早く終わらせて下さいね。 ほんとに死にそうなんで。」


と訴えかけられた。


「はいはーい」


適当な返事で返すと後ろから反論の言葉が矢継ぎ早に飛んでくる。


僕に会った時は会えて光栄、とか言ってくれたのになぁ。




































「あなたの部屋はここね。」



















部屋まで案内して扉の前で立ち止まり、あなたの方を見ると

先程までの嫌悪感はどこへやら、

目をキラキラさせて、



「綺麗!! 寮生活憧れだったんですー!!」



と、部屋に入っていった。


女の子の部屋に上がるわけに行かない僕は部屋の外から

「設備最高すぎる!! 」 だとか 「広!!」 などのあなたの戯言を聞いていた。


5分程して満足げなあなたがウキウキで部屋から出てくる。












「君の隣は___」
























そう紹介しようとすると勢いよく隣の部屋の扉が開いた。































「五条先生!! この子が新入生!?」


その音と声に反応したもう一人の男が不機嫌そうに隣の隣から出てきた。

































「そうだよ!! 今日から悠仁達の同期生になるあなただ!!」





僕がそう言ってあなたの背中を押すと体勢を崩しながらお辞儀したあなたが


「あ、東明あなたです。 よろしく。」



と、思ったよりあっさりした挨拶を済ませる。


















































悠仁は先程のあなたの様なキラキラな目で




「俺、虎杖悠仁!!よろしくな、あなた!!」







と、手を差し出した。







恵は相変わらずの態度で


「伏黒恵だ。」

とだけ。






















































「この子ともう一人同期がいるんだけど__」























































僕がそう言って横を見ると、耳まで真っ赤にしたあなたが口をパクパクさせていた。

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