第22話

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1,849
2021/03/02 11:07
あなたside

『おぉ〜!!』

パチパチと手を叩いて五条先生を褒めると、
嬉しそうに目を細めた。

そういう反応がいちいち可愛らしい。


「ちょっと下がってて。」

でも五条先生は直ぐに顔色を変えて、
何処からか向かってきた木の根と対峙する。

役立たずの私はその場をぼーっと見つめていると、
急に頭がフワフワした。











いわゆる、戦意喪失だ。












その隙に木の根には逃げられるし五条先生は
なんだか不機嫌になってしまった。











『ごじょせんせ、ごめんなさいッ』

と頭を下げて謝ると、五条先生はさっきの
真顔が嘘のように輝いた。









「良いよ良いよ〜」











それが本心なのか、どうなのか
私に判断するのは難しかった。
だけど、
今回の課外授業は私にとって改革と言えるくらい
新鮮で、鮮やかなものだった。


























「大丈夫。きっとあなたもできるようになるよ」



そう言って頭を撫でてくれる五条先生は
優しかった。
























































『五条先生。絶対追い越しますから。』




































私がそう宣言すると五条先生は楽しそうに笑った。























































「待ち遠しいなぁ…」
















































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