私は廉の元カノに怒ってしまった。
「私の方が廉のこといっぱい知ってるのにあなたにそんなこと言われたくない!」
元カノ「言ってあげただけじゃないですか!」
「廉が優しいのも面白いのもまだ分からないとこあるけど一緒に暮らして色々知ってるの!」
私は怒りでその子を押し倒してしまった。
たまたま廉がきた。
廉「なにしてんの!?」
「廉…」
廉「病人を倒すってバカなのか。」
「…」
廉はその子を病室に運んだ。
「ただ、腹が立っただけなのに…けど、病人を倒したのはダメだよね…」
私は悲しくなったけど、罪悪感もあった。
「廉…その…」
廉「あいつがなんか言ったんでしょ?だってそんな事しないじゃんお前」
「ごめん。」
私は涙を流した
廉「大丈夫。おれもごめんな」
コクっ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!