第5話

バレたっ！

4,103

2020/05/05 09:56



アーヤside

土曜日、私は約束の三十分前に
駅前に着いていた＿＿＿＿

立花彩

また早く来すぎた…

あ、そーいえば、あなたちゃんと
初めて話した本屋さんって…この近くだ
行ってみようかな…



ー本屋ー

なんか、静かで落ち着くな。



そーだ！恋について載ってる本とか、
ないかな……これが恋なら、私はどうすれば
いいんだろう…




本があったら参考にさせてもらおっと




あっ！これ いいかも。








私はその本を手に取って、表紙をながめた。

桃瀬あなた

へぇ…彩ちゃんって好きな人
いるんだぁ…知らなかったなぁ…
へぇ… ﾆﾔﾆﾔ

立花彩

わぁ!!!あなたちゃん?!

桃瀬あなた

しー！彩ちゃん静かにっっ
外出よ




.+:｡｡:+.外.+:｡:+.

桃瀬あなた

歩きながら行こ！話したいし

立花彩

う、ん…

桃瀬あなた

それで…彩ちゃん、好きな人
いるんだよね？

立花彩

…まだ、分からないんだ。
だから本で コレが恋なのか
調べようと思って…

桃瀬あなた

なるほどねぇ…相手は…誰？

立花彩

…た、すく…

桃瀬あなた

美門君かぁ…オッケ。
じゃあ、昨日、私が美門君と一緒に
行く、とか言ってた時、辛かった？

立花彩

うん…

ズキッってしたし…

桃瀬あなた

美門君と話してる時、ドキドキする？

立花彩

うん…

桃瀬あなた

美門君と話せると、嬉しい？

立花彩

…うん。嬉しい。ドキドキする。
これって、恋だってこと？

桃瀬あなた

うん。そーだよ、恋だよ！
まぁ、私も初恋まだなんだけど…

そっか…これ、恋なんだ…

立花彩

ありがと、あなたちゃん
あなたちゃんに話して正解だった！

桃瀬あなた

良かった(σ*´∀｀)

立花彩

あ、ここだよ！若武の家。

桃瀬あなた

凄…キレーな家…

私たちは、お手伝いさんの島崎さんに
ドアを開けてもらい、中に入った






そして、若武たちの居る部屋へ向かう


さぁ！ご対面の時だ！

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第6話ご対面っ！

積花雪⛄️❄️⛄️ @低浮上

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。