どうしよ...さっきから揺さぶっても起きない。
ただ寝てるだけだよな...。
寝てるだけなら、揺さぶっても起きるはず。
なのに、
駄目だ、全然起きない。
すっごい無理し過ぎて、疲れてるのか...?
それだといいな。
だって、今の高槻先生...
『死んでいるように見える』
いつまでも眠って、そのまま起きないように感じる。
駄目だ、それだけは絶対駄目だ。
なんとかして起こさないと...!
買い物し終わった後、約束通りに花畑に来たところ、
先生はいつの間にか寝ていた。
疲れが黙って寝てしまったのだろうと、少し寝かせておいたが、夕方になっても起きはしなかった。
只事じゃない。
そう確信した佐々倉さんは、
俺と高槻先生を車に乗せて、病院へと走った。
高槻先生...一体どうしたって言うんだよ.....!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。