第4話

バレー
1,260
2020/11/25 12:00
女子
宮くんたちがバレーやってるって!
女子
見に行こー!
女子
絶対かっこいいよね!!




"バレー"






その単語を聞いた私は見てみたいと思った。








宮侑が好きだからとかそんなのじゃなく









ただ"バレーが好きだから"








彼女たちが去っていった後、








私は体育館へと足を進めた。














キュッキュバンッ







体育館に近づけば近づく程






シューズの擦れる音やボールが床に打ち付けられる音が大きくなる。












久しぶりにバレーをしたいな。










そんなことを思いながら体育館に入ると












大勢の女の子がキャーキャーと叫んでいた。










なんじゃこりゃあ…。









人がゴミに見える←











それでも









"懐かしい"









そんな気持ちをまた感じた。
志帆
…あ!!あなたー!!!





志帆の大きな声で私の名前と顔がバレた。





この大勢の人の前で恥を知ったのはいつぶりだろうか。
あなた

ヒラヒラ…


私は小さく手を振ってそれに答えるように









志帆はニコッと眩しいスマイルを見せてきた
女子
何あの子……うざっ…、
あなた

...

 


聞こえてるんですけど……。
あなた

うざいのそっちでしょ……




そういえば……志帆はバレー部なんだ




テニスとかやってそうだったから







意外だと感じた








[部活終了後]
志帆
あなたー!!
あなた

…あ、志帆…

志帆
どーだった!?私!!
志帆
かっこよかった!?
あなた

クスッうん。かっこよかったよニコッ

志帆
ほわわわ…あなたってほんとかわいい!!
あなた

そこはありがとうっていうんだよ((

宮侑
栗田ぁぁぁぁ!!!
志帆
あ…やべっ!!
あなた

…?

宮侑
俺のプリン返せやっ!!!!!
志帆
あなたちょっと後ろ隠れさせて!
あなた

…え、あ?え?

宮侑
…あ…えっと,どいてくれん?
あなた

え、嫌です。

宮侑
…え?
あなた

…?

志帆
うぜぇっ目の前から消えなって言ってみて
あなた

う、

宮侑
…?
あなた

うぜぇ。目の前から消えな?

宮侑
…はっ?
あなた

ビクッ

宮侑
俺見てどーも思わんのか?
あなた

…へ?思いません。

宮侑
ふーん…?



何この人、うざくないか?




ふつーに何なんでしょーか←




その時、電話がなった。
宮侑
お前ちゃうんか?
あなた

え、?私…でした。

志帆
w




「黒尾氏」
あなた

うえっ

あなた

クロちゃん…

あなた

すいません、

宮侑
全然ええで,
あなた

どしたの?クロちゃん



黒尾「あなた!?何してんのー!?
俺の電話には早くでる約束d((



研磨「あなた。今何してる?家の前なんだけど」
あなた

…え?

あなた

ごめ、忘れてた……




研磨「平気。鍵いつものとこだよね?先入ってるから早く帰っておいでね」
あなた

うん…!

志帆
何あの生き物可愛いんですけど←
宮侑
かわいいわなって…喧しいわ!!
志帆
はぁ!?



夜久「待ってるから早く帰ってこいよー!!」
あなた

うん。またね。




黒尾「待って俺((



(電話が切れる)
あなた

志帆ごめんね。私帰る…!

志帆
え!?うん!またね!
あなた

うん!またねニコッ

宮侑
ズキュンッ
志帆
ズキュンッ




早く帰らないと……!
女子
キャーキャー!!!
女子
誰だろ!?あの人たち!
女子
かっこよすぎない!?




門が騒がしい…




何があったの?事件?←違います






見えた先には
研磨
あ、いた





音駒高校の皆さんでした

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