5年前…
私には片想いの男の子が居た。
彼の名は るぅとくん
彼は歌い手をしていて、よく私に歌を
聞かせてくれたものだ。
ある日、るぅとくんが学校を休み続けて…
お家へ行くと、肺癌で入院中だと知った。
彼はあの優しいメロディーで詩を歌えなく
なってしまい…その1年後
死んでしまった。
死ぬ前に彼がお願いした言葉
「あなた、歌い手になって。」
「あなたは歌が上手だから。」
「僕の代わりに歌を歌って。」
「天国で聞いているね( ´∀`)」
最期に見た笑顔だった。その後…
るぅとくんは死んでしまった。
私は今日も歌い手活動に専念する。
私のお歌を好きだと言ってくれた、
あの、るぅとくんに向け。夢に入る
そうすると、緊張がしないから。
るぅとくんのお陰で登録者数は、
400万ちょい。ねぇ、見ている?
また、会えないのかな?いつか…
再び、会いたいから。
私のお歌は君の為に用意され、君の為に作られた
胸を張って言いな。僕だけのものだって。いつしか
貴方が私に言ったように。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。