第4話

3.
2,601
2018/07/10 14:43







始業式も終わり、下校する時



あなた

紫耀〜!廉〜!
一緒にかえr………

女子達
女子達
キャーー!!紫耀君〜!廉君〜!
紫耀
紫耀
あ、ちょいごめんな?…
廉
紫耀!あなたが…
女子達
女子達
あなた?……チッ……(睨む
あなた

ぇ…ッ……。

紫耀
紫耀
あなたー!ごめんな、捕まっちゃって
廉
ホンマにごめんな。
あ、一緒に帰ろ?やろ!そんなんわかるわ、当たり前やし
あなた

う、うん……。帰ろっか!





さ、さっき……。


絶対、睨んできたよね?







いつもと変わらず、紫耀と廉はモテる。


私たちの学年は全部で6組あるから、知らない人も多いと思ったが、そんな事はなかった。



前のクラスも、皆いい子達ばかりで、私をいじめるなんてことはせずに、紫耀や廉とも仲良くしていた。





でも、だめみたい。






楽しくなんか、できるかな…


廉
今日は〜疲れたな〜
あなた

始業式だから、疲れなくない?



私が元気なくいると、絶対迷惑かける。



だから、いつもみたいに、つっこまないと。



今日のはきっと、たまたまだから。




紫耀
紫耀
なんか、モテねぇ?めっちゃ
あなた

だねー…よかったじゃん!

あなた

うちは…モテないねぇ。

廉
なんだよ、あなた
新しい出会い見つけるとか言ったやん
あなた

でも……

紫耀
紫耀
俺ら、モテたいとか思ってねぇし。
ちっとも本気にも思ってないよ。あなたがいるもん
あなた

え……、?

廉
だよな。ハハッ
何マヌケな顔してんだよ。今は気にしなくていいっつーの
そしたら廉が、私の顔にデコピンしてきた
あなた

いった〜い…もうッ




でもなんだか、




廉や紫耀からの不器用な励ましのような気がして、




気持ち良かった。嬉しかった。



プリ小説オーディオドラマ