第2話

1.
3,239
2018/07/13 13:33
廉
あなた!おはよ〜
今日は早いんや
あなた

う、うっさい!廉!
だって入学式やもん

廉
あっそ。
てかお前、口紅塗っとる!?
あなた

うん、そうだよ?
もしかしたら、素敵な出会いが待ってるかも…じゃん? ンフッ

廉
………。
お前は、俺がいるんやから出会わなくていいわ
あなた

は………?





え、ちょっ………どうゆうこと?










最近な、こうゆうことがたまにあるの。





ド天然な紫耀までそうやって言ってきて…










どうしたんだろ。





何かあったのかな……なんて、




廉
別に気にしなくていいから!
何変な顔してんねんw



そう言って私の髪をクシャッとなでる

あなた

や、やめて!
髪が汚くなる〜

廉
うるさいww
紫耀
紫耀
ん〜……おはよー
あなた

紫耀!
ね!聞いて!あのね、廉がな、クラス替えするから出会いがあるかも!って言ったら…ンムッ…ちょ、やめてーー

廉
黙ろうか、ちょっと



私の口をおさえて話せないようにしてくる

紫耀
紫耀
ん?
あ、俺、聞いてた。
お前は俺がいるんやから出会わなくていいわ。
でしょ?
あなた

あ、聞いてたんだw
なら話が早い!
もうね、おかしくない?それ!
うちだって恋愛したいもん!!思わない?

紫耀
紫耀
だって、あなたには俺らがいるやん?
いや、俺がいる!


ほら、また…。


廉だけかと思えば、紫耀も言ってくる。






なんやねん、w
あなた

いや、だから〜

もういいや、この話はやめ!

紫耀
紫耀
さっき家出た時7時40分だったから、まだまだ時間あるね
廉
7時…40、分……?嘘でしょ?w
あなた

7時40分って…ねぇ紫耀!
今日は入学式だから8時に学校集合だよ!?

紫耀
紫耀
だっていつも、8時15分だから、大丈夫なんじゃ、
廉
ちげぇよ!しょう!
今日は、早いの!いっつも5分についてるからヤバくね!?走ろ!
紫耀
紫耀
嘘だ〜!!!やっば!
あなた、走るぞ!
そしたら紫耀が私の手を掴んで走り出した。












ねぇ、なんでキュンとしてる自分がいるんだろう。







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