私「…ん…あれ?此処…
…あ、涼…?」
涼「おう。今、外に出してやる。」
私「涼、私がいる学校に来てよ…」
涼「なんで…?」
私「助けて欲しいの。」
いじめから助けてくれる人。それは、涼しかいないんだ。
涼「…分かった。何高?」
私「〇〇高校。」
涼「その高校…親父が理事長の高校じゃねえか。
私「えっ?」
涼「でも、舞花って何年生?」
私「2年生。」
涼「同い年か。親父に言っとく。おまえのクラスなら親父知ってるだろうから、同じクラスに行ってやる。」
お父さん…理事長だったんだ…
なんだろう…さっきから何故かドキドキしてる…これって…何?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!