夏
そろそろ体育祭の準備が始まる
この季節は、暑くてあまり好きじゃない
今にも溶けてしまいそうだ
窓から入り込んでくる風も生暖かい
あまりスッキリしない
もやもやした季節
ほんと、こんな暑いのにめっちゃ元気な声がする
とんな体力だよっ!
何この人?すごい驚いてるんですけど
何か変かな?
いきなりどうした?w
え?変かな?
もう、うるさいなぁ〜
いや、そんなキラキラした目で言われても
うるさい人が大樹以外にもいるとは
いやいや、なぜ私を見つめる
ふぅなんともまぁ、うるさいことでw
数分後
何この先生w
もう、遊んでるじゃんw
だって、そんな興味ないからなぁ〜
えっ!?なんで落ち込んでんの!?
笑ってるじゃんw
階段
ふぅ疲れたぁ〜
あっ、先輩だ!
って
え.......
見たくないけど動けないよ.......
だって.......
先輩、彼女いないって好きな人いないって
言ってたのに.......
タッタッタッ
ギュッ
だってさ.......
変なの〜
失恋しても
仲良くしてくれる人がいてよかった.......
じゃなきゃ、どうしたらいいかわからないもん
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。