あれから数ヶ月
そらるside
そんなことを考えながら
ぼんやりと窓の外の
キミを眺める
なんて叶わないことを思う…
キミの隣で俺が一緒に笑っている
そんな妄想
…別に妄想の中くらい…いいよね
と俺が一人でニヤニヤしてる所に…
と少し呑気な声で手をヒラヒラしながら呼ばれ
現実に引き戻される
少し塩になる
ちょっとだけ反抗してみたりして
でもまぁ俺が塩なのは
いつものことだから
みんなは慣れた様子だ
あ、そっか
いつも俺を冷やかしてるだけだから
あの子を見るのは
初めてなのか
わかりすぎてつらい
急に変な声を出すものだから
みんなびっくりして
振り返った
そこには顔を赤くした
まふまふがいて…
…え
うそだろ…いきなりのライバル出現!?
しかもその相手がまふまふだなんて…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。