すると火山地帯だらけの領域から地獄風の境地が姿を現し辺りを包み込んでいった
縛は異空間から宝棒(ホウボウ)を取り出すと手印を結び、真言(呪文)を唱え始めた
首を一発、攻撃を与えると漏湖の首はもぎ取れていった
そして首がもぎ取れたと同時に境地は姿を消した
_________________________
解衆生縛(ゲシュジョウバク)というのは大威徳(ダイイトク)明王がする働きの名前で、《衆生の縛を解く》つまり《際限のない死と生という縛の鎖から衆生を解き放つ明王》という意味です
三昧(ザンマイ)というのはそれぞれ仏にある境地を現した言葉になります
ちなみに縛が境地を発動するときはやべぇなと思った時にします
※衆生というのは命あるもの(人間や動物)を指す言葉です
※宝棒とは簡単にいうとめちゃくちゃ硬い棒?です
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。